オーダー8 島彦
今日は僕の初めてのお仕事。朋美ちゃんのカフェをお手伝いするんだ。虎狼くんがエプロンを買ってくれて、ひもを結んでくれた。
「よし、島彦。かっこいいぞ」
「えへへ」
おそろいのエプロンの朋美ちゃんが、両手をぎゅって握った。
「じゃあ、島彦くん。テーブルを拭こうか」
「うん!」
試食会の会場は朋美ちゃんのお家。大家さんが大きなテーブルを貸してくれて、三個もある。がんばって拭かなくちゃ。
テーブル拭きは上手に出来た。次はなにをしようか聞こうとしたら、ピーンポーンっていう音がした。僕の仕事を知らせる音だ、お客さんを迎えに行かなきゃ!
「いらっしゃいませ、お待ちしていました!」
お母さんと、大人の人が四人だ。お母さんと同じ会社の人。スリッパを五つ並べて「どうぞ」と言う。
「島彦、上手に出来てる、えらい!」
「えへへ」
お母さんがぎゅってしてくれた。
皆を朋美ちゃんのところまで連れて行くと、朋美ちゃんも「ようこそお越しくださいました」って挨拶した。朋美ちゃんもすごく上手。
虎狼くんがテーブルに次々にお料理をのせてる。
「島彦くん、お手伝いが出来て偉いね」
お母さんと一緒に来たおばさんが褒めてくれた。
「僕、店員だから」
「そうなの。すごいわあ」
三人のおばさんが、すごく褒めてくれて、恥ずかしくなった。逃げようと思ってお母さんのところに行くと、男の人と話してた。
「鳥子さんも働くんですか?」
「うん。今日はカフェ店員に変身だよ」
「俺も手伝います」
「いいよ、湊くんはお客さんしてて」
「手伝います」
お母さんが困った顔をしてる。助けなきゃ。
「お客さんは椅子に座ってください」
服を引っ張ったけど、湊くんは動かない。
「俺も店員するから。客じゃないんで」
「店員は、たくさんはいらないの。時也くんもおばさんも今日はお客さんなんだから」
「誰、それ」
「友達」
「友達がいるなら遊んでおいで。俺が代わりに働くから」
「そんなのだめ!」
お母さんが僕と湊くんの間に手を入れてパーにする。見合って見合ってのポーズだ。
「はい、そこまで。喧嘩しないの」
「でも、鳥子さん……」
ぴーんぽーん
「僕、行かなきゃ」
「うん。頑張って」
お母さんが、にこってしたから大丈夫。湊くんは放っておいて、僕は僕の仕事をしよう。
玄関に行ったら、僕より先に朋美ちゃんがいて、ドアを開けてた。
「あの……どちらさまでしょうか」
「大家の大屋ですよ」
朋美ちゃんがびっくりしてる。
「わーい、大家さん。いらっしゃいませ」
今日の大家さんはスカートじゃない。ピカピカする黒いズボンと黒いベストで、すごくかっこいい。今日はお化粧はしてないみたい。
朋美ちゃんが小さい声で聞いてる。
「大家さんは男の人なんですか? それとも女の人?」
「どっちだと思う?」
「わかんないです……」
大家さんは僕に聞く。
「島彦ちゃんは、どっちが好き?」
「どっちも!」
きれいな大家さんも、かっこいい大家さんも、大好き。
大家さんがお部屋に行くと、皆が大家さんをじいっと見てる。かっこいいんだもんね。
「どうも、大家の大屋です」
お客さんたちはニコッてして「こんにちは」って言ったけど、お母さんは朋美ちゃんみたいに、びっくりした顔で、ぼけっとしちゃった。
「お母さん、大家さんだよ」
「うん、ええと、はい。いらっしゃいませ」
大家さんはニコニコする。
「今日はバーテンだから、いらっしゃいませじゃないよ。もうゲストはお揃いかな?」
「まだ小野さんのお父さんとお兄さんがいらしてないんですけど」
朋美ちゃんが言うと、虎狼くんがお台所から出て来た。
「多分、来ませんから始めましょう」
「じゃ、ウェルカムドリンクからサービスしましょう。お酒がダメな方は?」
皆、ううんって首を振る。
「では、シャンパンでよろしいでしょうか」
皆、嬉しそうに、うんってした。
大家さんが大きなお盆に細長いコップをのせて、しゅわしゅわってお酒を入れる。運ぶのをお手伝いしようと思ったんだけど、大家さんは、パチッとウインクした。
「任せて」
かっこいいなあ。
試食会が始まるよって、畳の部屋に時也くんと、虎狼くんのお母さんを呼びに行ったら、玄関のドアが開いた。
「なんだ、このガキ」
髪が金色で、だぶだぶのズボンをはいた男の人だ。お客さんかな。
「いらっしゃいませ」
「いらっしゃいじゃねえよ。どこから入り込んだ……、ってか、なんだ? この靴の数。誰か来てんのか」
男の人は靴をぽいぽいっと脱いで、どしんどしんって歩いていく。なにか変だ。慌ててついて行くと、お客さんが皆、男の人を見て、しいんとしてた。
「ああ? 朋美、なんだこれ」
「諸くん!」
この男の人が諸くん。朋美ちゃんに酷いことした人。朋美ちゃんが、ぶるぶるって震えてる。
「な、なんで?」
諸くんはポケットに手を突っ込んで怖い顔をした。
「なんでってなにがだよ」
「なんでいるの」
「はあ? 帰って来てやったのに、なんだよ、その生意気な口の利き方は」
諸くんがギュって朋美ちゃんを睨む。
「来いよ」
諸くんが朋美ちゃんの手を引っ張る。
「嫌だ!」
「おい、やめろ……」
湊くんが話しかけたら、諸くんは湊くんも睨んだ。それから、湊くんをドンって突き飛ばしちゃった。お母さんがあわてて湊くんの背中を押さえてあげる。諸くんはまだ、湊くんを怖い顔で睨んでる。大家さんが、のんびり近づいてきて、僕を背中に隠してくれた。
「うるせえよ」
虎狼くんが台所から出てきて駆け寄ろうとした。その時、諸くんが「ぎゃあ」って叫んだ。知らない男の人が諸くんの手を握って、朋美ちゃんの手からべりっと引きはがした。いつ来たのか、ちっとも気付かなかった。
「なんだよ、てめえは!」
「招待客だ。君は招待されていない闖入者だ。そうだね?」
男の人が聞くと、朋美ちゃんは何度も、うんうんってした。
「招待だ? 関係ないね。ここは俺の家だ」
僕は大家さんの背中に隠れたまま、顔だけちょっと出して、皆を見てる。
「君を入居させた覚えはないよ。間借り人だろう。家主に追い出されたなら居住権はない」
諸くんは大家さんが言ったことを聞いて、怖い顔で朋美ちゃんを見た。
「俺を追い出したって?」
朋美ちゃんは、ぶるぶるしてる手をぎゅって握って大きな声で言った。
「そうだよ。もうここは諸くんのお家じゃないんだから!」
「ふざけるなよ」
諸くんが手をグーにして朋美ちゃんに近づこうとしたら、知らない男の人が、朋美ちゃんと諸くんの間に立った。諸くんのグーをパンって音をたてて握ってる。
「出て行った方がいいようだが」
「うるせえ、このチビ! 離せ」
「離したら君は彼女に暴力を振るう。それは見逃せない。どうする。代わりに俺を殴ってみるか」
「ああ、お前を殴ってから、その馬鹿女にお仕置きだ」
虎狼くんがまた朋美ちゃんに駆け寄ろうとしてる。男の人は、ちらっと虎狼くんを見た。そしたら虎狼くんは止まって、うんってした。
「では、どうぞ」
手を離してもらった諸くんが、グーで男の人を殴ろうとした。男の人は諸くんの顔の前で手をパンって叩いた。諸くんはびっくりして、尻餅をついちゃった。
「な、なにするんだよ!」
「猫だましだ。相撲の決まり手の一つだが、知らないだろうな」
「卑怯じゃねえか!」
「では、今度は手加減なしで勝負しようか」
諸くんはぎゅっと眉毛を寄せて立ちあがって、皆を見ないふりして玄関に歩いていく。畳の部屋から廊下を見ていた時也くんと虎狼くんのお母さんに「見てるんじゃねえよ!」って大きな声で言って出て行っちゃった。
「もう大丈夫ですよ」
男の人が朋美ちゃんがぎゅーってしてる手を、よしよししてあげた。
「あ、あ、ありがとう、ございます」
朋美ちゃんが真っ赤になってお礼を言う。
「獅狼、あなた来てくれたの」
虎狼くんのお母さんがやって来た。獅狼くんは、うんって頷くと、お客さんにペコってする。
「ご歓談中、お騒がせして申し訳ありません」
朋美ちゃんも、ペコ。
「申し訳ありません、私事でご迷惑をおかけしました」
お客さんたちは、まだびっくりしてるけど、もう怖がってはいないみたい。良かった。
「獅狼くんの見事な決まり手を見ることも出来ましたし、迷惑な客の追い出し方もわかりました。有意義な試食会になりましたね」
大家さんが言うと、湊くんが笑い出した。
「あそこまで迷惑な客は、そうそういないでしょ」
朋美ちゃんがまたペコってする。
「ごめんなさい、本当に。私のせいで」
お母さんの友だちのおばさんたちが朋美ちゃんのところに行って「大変だったわね」って言ってあげてる。
お母さんが僕をギュってして「怖かったね」って言った。
「大丈夫だよ。獅狼くんが助けてくれて良かったね。お母さんは大丈夫?」
お母さんは、うんうんってして、黙って頭を撫でてくれた。
大家さんが「口直しに」って甘いお酒を皆にあげた。獅狼くんと、虎狼くんのお母さんもお酒を飲んだけど、時也くんは飲まないんだって。お薬を飲んでるから。
「では、一本道カフェ、カッコ仮の試食会を始めたいと思います。まずは店長の日振からご挨拶を」
大家さんに言われて、朋美ちゃんが皆にお話しする。
「本日はお集まりいただきまして、ありがとうございます。まだカフェの名前も正式に決まっていない構想段階です。様々なご意見を頂けたらありがたいです。それでは、メニューの紹介を料理担当の小野から」
さあ、虎狼くんと一緒に僕も仕事だ。僕はお客さんにメニューの紙を配る。
「本日はカフェの基本メニューの軽食と、夜の営業時間中心の食堂的なメニューを試作しました。右のテーブルが基本メニュー。サンドイッチ、オムライス、カレー、イチゴババロア、シフォンケーキ、バナナスプリットです。バナナスプリットは仕上げにアイスクリームをのせますので、召し上がりたいときにお申し付けください」
オムライスとカレーは大きなスプーンに一口ずつのっけてる。食べやすいようにって虎狼くんが考えてた。
「左のテーブルは食堂的なメニュー、考案段階のものです。忌憚ないご意見をいただきたい。麻婆豆腐、トムヤムクン、小田巻蒸し、生ハムサラダ、白身魚のあんかけ、ボルシチ、おにぎり二種、ちらし寿司です」
僕が配った紙のメニューには、お料理の材料が書いてある。おにぎりの中身は卵焼き。もう一つは鮭とクリームチーズとおかか。どっちも美味しくて大好き。
そうだ、もう一枚の紙も配らなくちゃ。皆に配っていると、虎狼くんが言った。
「試食いただいたものを採点していただきたく、用紙を準備しました。それぞれの料理を五段階で評価してください」
今配った方の紙には、料理の名前が書いてある。その横に四角が五個。カレーが美味しかったら、四角に「レ」って書いてもらう。どの料理も、「レ」でいっぱいになったらいいんだけど。
朋美ちゃんが虎狼くんの隣に立った。
「それでは、どうぞご賞味ください」
お母さんのお友達は皆いっぺんに右のテーブルに行って、立ったまま好きなものを食べ始めた。獅狼くんと、虎狼くんのお母さんは、なんだかお話をしながら、ちらし寿司のお皿を取った。時也くんはイスに座って、にこにこしてる。
「時也、なにか食べられるか」
虎狼くんが聞くと、時也くんは、にこっとする。
「虎狼のお勧めはなにかな」
「麻婆豆腐食べてみるか? 辛みは少なくして、胃腸に良いスパイスを中心にしてる」
「うん、食べてみる」
虎狼くんが取りにいってる間に、僕もお仕事。時也くんに聞きに行く。
「お客様、お飲み物のお代わりは?」
時也くんが楽しそうに笑ってる。
「じゃあ、ウーロン茶をください」
「はい! かしこまりました!」
大家さんのところに走っていって「時也くんはウーロン茶が飲みたいって」って言った。
「オッケー。島彦ちゃん、運んでくれるかな?」
「うん!」
大家さんが大きなグラスに注いでくれたウーロン茶を、こぼさないように気を付けて時也くんのところに持って行く。
「ありがとう、島彦。立派な店員さんだね」
褒められて嬉しくて「えへへへ」って笑っちゃった。
お客さんに飲み物のことを聞いて回ったり、お皿はいりますかって言ったり、すごく忙しかった。朋美ちゃんと僕と虎狼くんで、どんどん働いた。
大家さんもどんどん飲み物を注いでた。銀色の蓋がついたコップでジャカジャカジャカってお酒を混ぜてるのが、すごくかっこよかった。
時也くんのお父さんとお母さんもやって来て、料理はあっという間になくなった。
ぱちって目が覚めた。畳の部屋で一人で寝てた。
そうだ、お客さんが帰っちゃって、疲れてたから寝ちゃったんだった。お腹に掛けてもらったお母さんの上着を持ってテーブルの部屋に行ってみた。皆お茶を飲みながら、評価の紙を読んでいた。
「ねえ、レレレレレレレッてなってる?」
お母さんのところに行って覗いてみたら、四角はレになってるところが多かった。でも、全部じゃない。
「ねえ、なんで白いところがあるの? 全部美味しかったでしょ」
聞いてみたら、時也くんが、おいでおいでってする。
「見て、島彦。これは佐渡さんが書いてくれたアンケート」
「佐渡さんって、誰?」
「鳥子ちゃんのお友達の男の人」
「湊くん」
「そうそう。湊くんは白身魚のあんかけは二つだけ黒くしてる」
「なんで? 美味しくなかったの?」
「理由はね、こう書いてあるよ。『白身魚を素揚げして、別で作ったあんをかけるとすると、鍋が二つ必要です。同時に火を使う注文が入ればコンロは更に必要です。コンロを二つ塞ぐにしては白身魚のあんかけが出る数は多くないのではないかと思います。定期のメニューにするには向かないのではないでしょうか』だって」
「……よくわかんない」
虎狼くんが僕の頭をぽんぽんしてくれた。
「作るのが難しいから毎日はやめた方がいいんじゃないかって言ってくれてるんだ」
「でも虎狼くんはお料理が上手だから大丈夫だよね」
虎狼くんは困ったなあっていう顔で笑った。
「作るのは難しくない。一つだけならな。だが、他の注文も同時に入ると、道具が足りなくなるかもしれない」
「道具って、フライパン?」
「あとは、コンロだな。このアパートで開業するなら換気扇も大型のものは入れられないようだ。コンロも三口までになるんじゃないだろうか。設計を頼んでみなければわからないが」
「よくわかんない」
「そうだな。俺もよくわからん。だが、一つわかったのは、俺たちは、まだなにもわかっていなかったってことだ」
時也くんがにこにこしてる。
「こんな意見もあったよ。『部屋が広いので、フロアは一人では足りないかもしれません。初期からの人数を見直してみることをお勧めします』だって」
「それは誰が書いたの?」
「虎狼のお兄ちゃんだよ」
「獅狼くん」
「そう。獅狼くんはいろんなお店に行く仕事をしてるから、他にも色々ためになることを書いてくれてる。来てくれて良かったよ」
「獅狼くんは、朋美ちゃんも助けてくれたもんね。かっこよかったよね。ね、朋美ちゃん」
朋美ちゃんの顔が真っ赤だ。
「うん、すごく……、えっと、かっこよかった、です」
下を向いちゃった。
大家さんが見ていた紙をテーブルに置いた。
「まだまだ会議を重ねる必要があるみたいだね」
朋美ちゃんが手をグーにする。
「第二段、第三段の試食会もやりましょう」
時也くんもグーにして朋美ちゃんとお揃い。
「一度、定員数を決めるために、テーブルとイスを置いてみたいね」
大家さんがにこにこしてる。
「うちの蔵にいろいろあるから、見においで」
朋美ちゃんが大家さんに「ありがとうございます」って言う。
「改装の段取りも決めていかなきゃですね」
お母さんがお茶を全部飲んじゃってから、朋美ちゃんに聞いた。
「朋美ちゃんは、どれくらいよそで働くの?」
「初年度はボーナスも安いんで、二年は様子を見てみようかなって思ってます」
「時也は、もうちょっと療養だわね」
「そうだね。朋美ちゃんが働いているうちに上向けるように、体調を整えるよ」
虎狼くんは今日も時也くんのことを心配してる。
「無理はするなよ」
お母さんが虎狼くんに聞いてる。
「虎狼はその間、どうするの」
「日振さんのバイト先のカフェで勉強させてもらうことになった。経験を積んでくる」
大家さんがぱちぱちって手を叩いた。
「すごいねえ。若者たち、皆頑張るね」
朋美ちゃんがグーにした手を高く上げた。
「もちろんです! 皆このカフェで、未来に向かうんですよ!」
「あ! それ、僕、知ってるよ。お店の理念だよね」
朋美ちゃんが、うんってする。僕は「もっと知ってるよ」って言う。
「未来って、成長することなんだよ!」
皆が、じっと僕を見てる。なにか変なこと言ったかなあ。
大家さんが、クスって笑った。
「島彦ちゃんが締めてくれたか。カフェのコンセプトは『成長していく店』だね」
時也くんも笑ってる。
「未来はすごく楽しみだね、島彦」
「うん!」
僕もカフェと一緒に成長するんだ。それで、立派な店員になって、それでそれで。
「皆で大きな未来にしようね!」
僕が言うと、皆が「うん」って言って、笑った。
おいしい明日のわたしたち かめかめ @kamekame
★で称える
この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。
フォローしてこの作品の続きを読もう
ユーザー登録すれば作品や作者をフォローして、更新や新作情報を受け取れます。おいしい明日のわたしたちの最新話を見逃さないよう今すぐカクヨムにユーザー登録しましょう。
新規ユーザー登録(無料)簡単に登録できます
この小説のタグ
関連小説
あの子はどこにいるだろな/かめかめ
★6 エッセイ・ノンフィクション 完結済 1話
小雨の日に/かめかめ
★3 エッセイ・ノンフィクション 完結済 1話
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます