「いただきます」と言ってはいけない
志波 煌汰
冒涜的って多分こういう感じ
「クトゥルフ神話がホラーって言うのがさ、ちょっとよく分からないんだよね」
注文した料理が運ばれてくるまでの間、私が何の気なしにそう言うと、千昭は「分からない、って……?」と反応を返した。
「いやだってさぁ、別に怖くなくない? タコじゃん、あれ」
「それはデフォルメされてるからじゃないかな……」
「あっちだとデビルフィッシュって言うんだっけ。ラヴクラフトもなんか海産物嫌いだったからそういう描写になったらしいけど……でかいタコ、キモくはあっても怖くはなくない? 宇宙的恐怖とか、冒涜的って言うの、なんかよく分からないんだよね」
そう、私は常々思っていたのだ。コズミックホラーとはなんぞや、と。
クトゥルフ神話。
現代日本でサブカルチャーに親しんでいる人間なら、詳しくはなくともなんとなーく知ってたり聞いたりしたことがあるかもしれない。ハワード・フィリップス・ラヴクラフトというアメリカの作家と、その友人たちによって作られた架空の神話体系。太古の地球を支配していた強大な異形や、宇宙の根幹に関わるおぞましい神性たちなどの神話生物を中心としたSF的、ホラー的な世界観だ。ふんぐるいふんぐるいとか、SAN値がピンチだったり、いあいあしたりする、あれである。
友人間の遊びとしてシェアードワールド的に形作られていったこの作品群は現代に至って大きな広がりを見せており、漫画や小説、アニメや動画、ゲームなど様々な作品・媒体で他の実在神話群と同様に引用されている。現代日本でサブカルを嗜むものにとっては基礎教養の一つとなっていると言っても過言ではない。
私こと
しかしよく分からないのだ。クトゥルフ神話の根幹にあるという「コズミックホラー」とか「冒涜的」という感覚が。
「この宇宙や人間を作ったのは愛にあふれた神様ではなくて、おぞましい宇宙的な存在だったのだ――って言うのがコズミックホラーの根幹らしいけどさ」
スマホを参考に見ながら、私は話を続ける。
「怖いの? それ」
信仰というものにいまいち馴染みのない私からすると、神様の外見がやばかろうが、そもそも神様がいなかろうがなんなんだ、というのが正直なところだ。
「う~ん、確かに日本みたいな多神教の文化だと、いまいち分かりづらいかもねえ……」
私の問いに、宗教学や比較文化学を専攻している千昭は曖昧な笑みを浮かべる。
「クリスチャンにとって、世界って言うのは絶対的な人類の味方である神様が作ってくれたものだからさ……その前提からひっくり返されるような恐怖っていうのは、よっぽど根幹に根差しているんだと思う。私たちには理屈で分かっても感覚としては理解しづらいかも」
「日本人にはラヴクラフト作品の怖さは本質的に理解できない、ってことになるのかな」
「いやいや」
千昭は首を振る。
「要するに、『当たり前のように信じてた良いはずのものが、実は受け入れがたい、おぞましいものだった』って言う恐ろしさなんだから、そうだね……」
しばし虚空を睨んで考えていた千昭だったが、やがて思いついたように言う。
「例えば、当たり前のように食べてたお米が、実は得体のしれない虫の卵だと知ってしまった……とかは感覚近いんじゃないかな」
「うえっ」
その光景を思わず想像してしまい、私は顔をしかめる。
「今からご飯食べるって時にそういうこという?」
「ごめんごめん。でもなんとなーく分かる気がするんじゃない?」
確かに、今まで何の気なしに食べてたものが虫の卵だと知ってしまったら、信じてた世界が揺らぐような感じはするかもしれない。
あの食感、あの味が全部虫…………いや。
「意外と平気かも」
「ええ~?」
千昭が眉根を寄せる。
「いや私も想像して一瞬引いたけどさ。味や食感には変わりなく美味しいわけだし。私お祖母ちゃん家でハチノコを食べた経験あるし、まあ別にいっか……って思っちゃって」
「思っちゃったか~」
じゃあ何も言えないや、という感じで千昭は手を広げる。お手上げのポーズ。
「我ながらなかなかいい例えだと思ったんだけど」
「真実がどうであれ、別に私たちの日常は変わらないなぁ、じゃあ別に恐怖することなくない? って考えちゃって」
「泰美はプラグマティックだねえ」
千昭はそう呟き、お冷を一口。
「まあ……分からないなら分からないで、いいんじゃないかな。世界がひっくり返るような恐怖なんて――しかもそれがずっと心に付きまとう感覚なんて、知らない方が幸せに決まってる」
そんな風に話す千昭の視線が、どこか遠くを――例えば過去を見つめているように感じて、私は思わず「千昭はその感覚を知っているの?」と口を開きかけた。
「お待たせしました~」
ちょうどその時、タイミング良くなのか悪くなのか、私たちのテーブルに注文した料理が運ばれてきた。
「ハンバーグになります」
私の目の前に、ジューシーな肉の塊が置かれる。アツアツの鉄板から揺蕩う湯気が鼻腔をくすぐり、焼けた肉の食欲をそそる香りを届ける。たまらん。
「美味しそ~。いいなぁ」
向かいの席の千昭が言う。そんな彼女の前にはミートソースパスタ。ただし、単なるミートソースではない。ソイミート……大豆を原料とする代用肉を使ったミートソースである。
千昭の前に置かれる料理には、一切の肉類、卵類が使われていない。いわゆるプラントベースフード、ヴィーガン料理というやつだ。
「そんなに羨まし気な目をするくらいなら、食べればいいのに。何ならちょっと分ける?」
「いやいやいや」
これでもか、とばかりに千昭は手を振って拒否。
「前にも言ったけど食べない、じゃなくて食べられない、だから。気持ちだけ受け取っとくよ。ありがとう」
「それならいいけど。なんか知らないけど大変だね」
千昭はいわゆるヴィーガン……完全菜食者というやつだ。一切の動物性タンパク質を摂取しない食生活をしている。理由は知らない。千昭の態度を見ていると、どうにもイデオロギーに基づくものとは思えないので、アレルギーになったか何かが理由かもしれない。肉アレルギーって、相当珍しいそうだけど。
そんなわけで千昭との食事には色々と制限がついてしまうのだった。友人だし、別に気にしてはいないけど。
「……出来れば泰美にも、あんまり食べてほしくないけど」
遠慮がちに呟かれた小さな声は、あえて無視する。
「それじゃあいただきま――」
「ダメっっっっ!!!!!!!!!!!」
大音量が店に響いた。
何かといえば、千昭の声である。
普段はそんなに声を張らない千昭が、大声で私を静止していた。
その声に、私は無意識に合わせかけていた手をはっと放す。
「ご、ごめん。うっかり忘れてた」
「う、ううん私の方こそ……大声出して、ごめんね」
なんだなんだと店中から注目を浴びて恥ずかしいのか、千昭は体を縮こませて赤くなった。
千昭と食事するときの制限、その2。
絶対に、彼女の前で「いただきます」と言ってはいけない。
初めてそれを聞いたときは本当に驚いた。何せ、いただきますを忘れて叱られたことはあっても、言うことを禁じられたことなんて今までの人生で一度もなかったからだ。
それが何に由来するのかは知らないが、千昭には「いただきます」に対するとても強い忌避感情があるらしい。
なんだかよく分からないが、いただきますなんて言わなくても食事は出来るし、彼女との食事の時は言わないように努めている。別にこれくらいどうってことはない。それより、千昭の蒼い顔を見ながら食事する方が嫌だ。
ただ私はこう見えて割と育ちが良いので、つい今日のように無意識で手を合わせようとしてしまうこともある。「いただきます」と言わないと、なんとなく落ち着かないというか、据わりが悪いというか……。
お祖母ちゃんにも厳しく言われたしな――とまで考えて、私は頭を振る。
食事時にお祖母ちゃんのことを思い出すのは、良くない。
「じゃあ……食べよっか」
「そだね……」
ほんのちょっぴり気まずい空気を漂わせながら、私たちは食事を開始する。「いただきます」を意図的に言わずに始める食事は、なんだか悪いことをしているような気がして、微妙にしっくりこない。
そんな感じで多少の難はありつつも、私と千昭は友人として親しく付き合っていた。
先に挙げた二つの制限さえ気にしなければ、千昭は文句のつけようのない友人なのだ。気は利くし、優しくて友達思い。知識が豊富で話は面白いし、センスもいい。ノリが良くて、趣味も合って、とても可愛い。結構、いやかなり頼りになるし、何より一緒にいていつでも楽しい。
こんな最高の友人なのだ、多少の瑕疵には目も瞑ろうというものである。
とはいえ、そこは人間と人間。長く付き合っていれば喧嘩する日くらいある。
「いい加減にしてよ!」
その日の喧嘩のきっかけは、例の「いただきます」の件だった。
私と、千昭と、他数名の友人たちと。その中に、少し気になっている同じ学部の男の子を混ぜての食事の席で、千昭のあれが発動したのだ。
周りからは笑われるし、意中の男の子にも「小中さんのお友達って変わってるね」とかちょっと引かれちゃうし、もう散々。
「いただきますって言うことの何が悪いわけ!? ずっと思ってたけど、意味わかんないよ!! あんなに血相変えて止めること!?」
みんなと解散して、二人きりになった後の人気のない路地。私は感情的に千昭を責めた。
実際常々思っていたことではある。意味わかんないし、ちょっとめんどくさいし、なんだか少し悪いことしてる気分だし。
これさえ無ければ最高の友人なのに、なんでこんな面倒な信条なんか抱えてるの?
私の糾弾に千昭は服の裾を強く掴み、でも一歩も引かないという姿勢を見せている。
「だって……駄目だから……」
「何が!?」
「泰美に、不幸になってほしくないし……」
「だから意味わかんないんだって!! なんで『いただきます』で不幸になるわけ!?」
「知らない方がいいよ。知ったら後悔するから……」
「何それ、何様のつもり!? 理由くらい言ったらどうなの!?」
そうだ、せめて理由くらい話して然るべきだ。彼女の奇行で迷惑を受けるのはこちらなのだから。
恫喝じみた勢いで説明しろと迫る私。千昭は責め立てられるまま項垂れていたが、やがってゆっくりと顔を上げる。
その顔を見た瞬間、私は形容しがたい悪寒を覚え、マシンガンのようにがなりたてていた声を引っ込めていた。
その視線。
やけに大きく見える黒目がぎょろりとして。
まるで底なしの穴のような、深淵。
「それじゃあ泰美。私と一緒に、地獄を見てくれる?」
底冷えするような低音。私の喉は知らず、音に鳴らない音を立てる。
だが、ここまで来て引き下がるわけにはいかない。私は乾いた喉で無理やり唾を呑み下し、震える声で応える。
「いいよ。地獄だかなんだか知らないけど、一緒に見てやろうじゃない」
その返答を受けた時の千昭の表情は――どう表現したらいいだろう。
くしゃりと歪んだその顔は、泣いているようにも笑っているようにも見えた。
翌日。
理由を説明するという千昭に連れられ、私はレストラン街に来ていた。夕飯時ということもあり、辺りは人で賑わっている。その中をすたすた歩く千昭の背中を私は追いかける。
「ねえ、なんでこんなとこまで来て話す必要があるわけ?」
「見た方が早いと思うから。多分、この辺だと思う」
「見るって、何を?」
私が問うと、千昭はくるりと振り返り、無表情で答える。
「昨日言ったでしょ。地獄を、だよ」
その言葉に得体のしれない圧を感じて、背筋が総毛立つのを感じる。それを押し込めるように、私は軽口を叩く。
「地獄って、そんな陳腐な」
「そうだね、陳腐かもしれない。実物はそんな言葉じゃ言い表せない。それでも、一番端的にあれを表すには、やっぱり地獄って言葉が最も相応しいと思うから」
「だから『あれ』って一体……」
「泰美の家はさ、仏教徒だよね」
私の質問には答えず、逆に意味不明な質問を返してくる千昭。
「急に、何? まあ……一応仏教徒、だと思う。そんなに自覚あるわけじゃないけど、お祖母ちゃんの葬式もお経上げてたし」
言いながら、嫌な光景を連想してしまう。
あの夏の日のこと。割と気難しいお祖母ちゃんは、お祖父ちゃんが死んだあとは一人暮らしで、数日間誰とも顔を合わせないことも多かった。
第一発見者は、家に遊びに行った私。
思い出したくもないのに、鮮明にこびりついている。色も、湿度も、匂いも。
悪夢の種を、無理やり頭から追い出しながら私は千昭と歩く。
かき入れ時のレストラン街はあちこちから良い匂いが漂わせていた。強い匂いと匂いが入り交じり、元が何なのかも判別がつかない。どこからか、懐かしい匂いがした。いつか嗅いだ覚えのある匂い。これは、何の匂いだろう?
香りの色彩に溢れた飲食店の裏路地を、千昭はすたすたと歩いていく。どこに向かおうというのか。
「『いただきます』ってさ」
黙りこくっていた千昭が、また唐突に口を開く。
「なんで言うのかって、どう説明受けた?」
話の繋がりが飛び飛びだ。普段は論理的で筋の通った話し方をする千昭に似つかわしくない、まるで不出来なパッチワークのような会話。さっきの質問と関連があるのか、ないのか。分からないままに私は答える。
「えっと……確か、ご飯の元になった命に感謝して『いただきます』って言うんだって……『命をいただきます』って意味だって聞いたかな」
牛さんや豚さんに、感謝せんといかんよ。
お祖母ちゃんの声が蘇る。
「そうだよね。他には作ってくれた人……農家さんや料理人さんへの感謝って話もあるけど、どっちかというと『命に感謝』って話を聞かされることが多いよね」
「……それが?」
「仏教ではさ」
また話をぶった切る千昭。会話のキャッチボールをする気、あるの?
「殺生は罪だってことくらい知ってるよね。地獄行きの罪」
「バカにしないでよ」
それくらい当然知っている。
「だから昔の日本は、割と長いこと肉食禁止だった。まあ、ちらほら食べられてはいたらしいけど……公然と食べられるようになったのは明治の頃。今から二百年も経ってない」
「それも知ってるって」
だから何?
「私、別にお寺の子じゃないし。仏教徒って言っても、全然熱心なわけじゃない。神社に初詣も行くし、ハロウィンもクリスマスもパーティするよ」
私の言葉を聞いているのか、いないのか。千昭はすたすたと歩く。
歩くにつれ、懐かしい匂いは強くなる。
ああ、こんなに強い匂いなのに、正体が全然思い出せない。
絶対に嗅いだことのある匂いなのに。
「自覚はなくてもさ」
千昭の声がなんだか遠く聞こえる。
「仏教って、私たちの価値観に深く根付いてる。仏教用語を排除したら、普通の会話もできないくらいに。別に仏さまを信じているわけじゃないのに、お地蔵様を蹴ったり出来ないくらいに」
「普通のことでしょ」
何が言いたいのか、さっぱり不明。今日の千昭は、全てが不明瞭だ。
「つまり、私たちは仏教的価値観からは逃れられない」
そこまで言って、曲がり角で急に立ち止まる千昭。背中を追い続けていた私はぶつかりそうになって、急停止。文句を言おうとした私を遮るように、振り返った千昭が言葉を続ける。
「それなのに、なんで私たちは、食事の度に自分の罪の重さを確認するような言葉を唱えるんだろうね? まるで――自分で自分に、呪いをかけているようじゃない?」
首筋から氷柱でも突っ込まれたかのように寒気が走った。
何を、言っているのか。
呪い?
当たり前の挨拶が、呪いだなんて。
……裏路地に、私たち以外の人はいない。レストラン街の喧騒はどこか遠く、しかしはっきりと私たちの耳に響く。
最も多く聞こえる言葉は当然一つだ。
「いただきます」「いただきます」「いただきます」「いただきます」「いただきます」「いただきます」「いただきます」「いただきます」「いただきます」「いただきます」「いただきます」「いただきます」「いただきます」「いただきます」「いただきます」「いただきます」「いただきます」「いただきます」「いただきます」「いただきます」「いただきます」「いただきます」「いただきます」「いただきます」「いただきます」「いただきます」「いただきます」「いただきます」「いただきます」「いただきます」「いただきます」「いただきます」
「「「「「「「いただきます」」」」」」」
「……意味わかんない!!!!」
振り絞るように。あるいは掻き消すように、私は声を張り上げる。
「意味わかんない、わかんない、わかんない、わかんない!!! 『いただきます』って言うのは、当たり前のことでしょ!? 当然の礼儀でしょ!? 良いことに決まってるじゃない!! それが、呪いだとか――」
「いつだったか、話したよね」
千昭の声は、私の声がまるで無音かのように、クリアに耳に届いた。
「クトゥルフ神話の冒涜的な怖さって、いまいち分からない、だっけ」
……ずっと嗅いでいた匂いが、いっそう強くなる。
流れてくる元は、曲がり角の向こう側。すぐ近く。
千昭が、私の腕を掴む。
「泰美も、分かるようになるよ。世界の前提がひっくり返るような恐怖。当たり前に信じてた、当然のように良いものだと思ってた事が、とても悍ましいものだと理解してしまう、瞬間」
「い、いや……」
腕を振り払おうとする私。でもそれは叶わない。千昭ってこんなに力強かったっけ?
「ほら、もうすぐそこだよ。こんなに『いただきます』が――呪いの言葉が溢れていたら、釜の蓋だって緩む。魂に罪を焼き付けることを繰り返し続けた人間が死後どこに行くのか……どんな責め苦を受けるのか。泰美ならもう、分かるよね」
匂いが、臭いが、鼻腔を突く。
懐かしい匂い。いつか嗅いだはずの、臭い。
思い出せないんじゃない。思い出したくなかったんだ。
これは、あの夏の日に嗅いだお祖母ちゃんの臭いだ。
「さ、泰美」
千昭の力はどんどん強くなる。全力で抵抗しているはずなのに、抗えない。ずるずると、少しずつ少しずつ、曲がり角の向こうが近づく。腕ごと、体が引き寄せられる。
「私とおんなじ、地獄を見よう?」
そう語りかける千昭の顔は……半分泣いていて、半分笑っていた。
そうして、私は『それ』を見た。
それ以来、『いただきます』は一度も言っていない。
(終)
「いただきます」と言ってはいけない 志波 煌汰 @siva_quarter
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