ハードコア系純文学長編。美少年を愛でる。

主人公はド直球の、お変態さん。
視線は常に、麗しき美少年へ向いているのである。
美少年の美しき尻。それ以上に美しいものは、この世に少ないのである!

そんな国立図書館の司書のおじさまが主人公。
時は昭和十四年。
文学は洒落た純文学の香り。
なかみは、お変態さん。
このミスマッチがなんとも面白く、作者さまの筆が、実に活き活きしているのである。
ああ、書きたいものを書いているのだ……。
そういった喜びが、行間から垣間見えるのである!

さて、タグにこれでもか、と並べられたる美少年よ。革新的美少年の登場を、読者一同、今か今かと待ち望むものである!

旧字が多いから、そういった文学に触れた事がない読者は、いったん面食らうかな?
でも、ひるむことなかれ。
難しい事はなく、中身はいたってユーモアに富んでおりますよ。

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