描写の言葉が光と熱を放ちながら大きな音で陰を示す。そんな錯覚を読みながら感じました。不思議で、面白かったです。
異世界にある日本・世界各地に似た国を舞台とした小説を書いています。「書き出しレビュー500件」を目標にした企画を立てて勉強中。 独自設定を作るのが好きですが…
60年代当時のアメリカの生活なんて、一度も体験したことがないのに、懐かしさすら感じてしまうほどの圧倒的な質感があった。虹乃ノランさんの作品は、その作中世界の住人から見えるなんでもない日常をすご…続きを読む
まず初めに、ベトナム戦争のワードで苦手意識を持たないで欲しいです。この物語は単なる反戦やカウンターカルチャーではなく、自分がすべてを失ったと感じた時に、最後は何によって救済されるかを示唆してくれます…続きを読む
静かな田舎町で繰り返される単調な日常。その単調さの中に現れた風は、心を震わせ春風を運んできた。想いを揺さぶられ、新しい自分を発見し、寄り添う心を育ててくれた。しかし、生死をかけた激動の日々がや…続きを読む
戦争描写のある物語です。幸せなことに戦争というものから距離を置いて暮らすことができており、それゆえ私にとってはリアルなイメージを抱きにくい題材でした。しかし、調べ上げ、丁寧かつ繊細に描かれたこの物語…続きを読む
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