繰り返す世界の中で少年は運命を呪い、神を殺す旅に出る

高校生カノアが、白うさぎのパーカー、チョーカーを付けた2人の少女に出会ったその日、異形の怪物が現れ、カノアの親友ミナトがカノアをかばって殺されてしまう。

2人のうさぎの少女たちはミナトを助けたいなら「神を殺してほしい」と話を持ち掛ける。
意識を失い、次にカノアが目覚めたのは死を起点にして同じ時間を繰り返す異世界だった。


イカロスの劇や、白うさぎなどのキーワードが散りばめられていて、ダークファンタジーではありながらミステリー要素があり、さらにはSF要素まで!
これだけのジャンルを持ちながらもまったく破綻せず、どんどん読み手を惹きこんでいく作品である。

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