ストーリーは、主人公の桃とその想い人の純、それぞれの視点から語られている。
主人公桃は、二年前はシュートの仕方を鳴海純に教えてもらったり、バスケの試合で「お互いにがんばろう」とLINEもする仲良しだったが、なぜか突然返信がなくなり本人も桃の前から消えてしまった。
二年後、純が桃の高校へ転校してくるが、そそっかしい桃は会えた驚きで口から水を吹いて彼の顔にかけてしまったり、彼の行く先々でそっと様子を伺うつもりが財布をぶちまけて目立ってしまったりとドジを繰り返し、純には避けられるようになってしまう。
しかし、避けている本当の理由は、純が桃の記憶をなくしていたからだった――
感想:桃がドジっこすぎて、必死なところが可愛い。初恋の、相手の一挙一動で有頂天になったりどん底に落ち込んだりする感情の描写が生き生きと描かれていて、「ああ、初恋ってこんな感じだったなあ」と思わせられる。
オススメです💖