氷の令嬢に《愛》はあるか?

婚約者である氷の令嬢イアリスを溺愛するガトー殿下には悩みがあった。
それはイアリスが「ガトーを愛しているかどうか」である。
なぜならば、イリアスは氷の令嬢。甘い言葉をかけても微笑んでくれることもなく、贈り物を渡しても感謝の言葉は言っても喜んでくれるわけではない。
これはそんな悶々とした悩みに巻きこまれた従者のロッシェの話です。

なにせ、この殿下と従者の掛けあいがたまらなく楽しいのです。
恐縮ながら引用させていただくと――

>「好きの反対は無関心なんだ。好きも嫌いも関心のある裏返し、まずは私に興味を持ってもらわなければ」
>「それじゃ、贈り物を大量の虫にされますか?」

従者の「面倒だなぁ」というのがダダ洩れです。投げやりです。
他にも「ふふっ」となるところが盛りだくさんなので、どんどん読み進めて、あっというまに読み終えちゃいました。ぜひとも続きが読みたいです。

気になる氷の令嬢の真意はいかに?
そして謎の令嬢の策略の結末は……!!

皆様もぜひぜひ読んでください!