血を吸っているところを間近で見たい。だって、とても美味しそうなんです。

妖しくて美しくて、なんて綺麗なのだろう。というのが、最初の感想でした。

読んでいくうちに、あまりにも彼女が美味しそうに血を吸うので、間近で見てみたい気持ちと、それならわたしの血を吸ってもらいたいという気持ちが生まれました。
けれど、彼女にとって美味しいのは彼の血であって、だからこそ月二回のご褒美がたまらなく待ち遠しいんですよね。

わたしはそこに邪魔できない。見てはいけない。
だけど、吸い込まれるように見てしまう。もっと間近で見させてほしいと思ってしまうほどに。

妖艶な描写に胸のときめきが止まりませんでした。
素敵な作品です。ぜひ、皆様も読んでみてください。

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