自分が消える。それを理解しながら、伝えたいその思いとは

解離性同一性障害という病気。
一つの体に複数の人格が存在し、交代で彼、あるいは彼女が生活を続けています。
気が付いたら存在していたという、ブンさんの言葉でこちらの作品は綴られていきます。
基本人格の女性へと時に強く、そしてとても大事に思っている言葉や願いを込めて書かれた手紙のように語られる思い。
それを読者である私たちは知っていくことになります。

最後の一文、私はブンさんにもお伝えしたいです。
私はこの作品を知り、心からそう思いました。

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