死に戻り異世界転移、俺はクラス全員の本性を知っている

北条晶斗は高校二年生。クラスでも目立たない存在だ。
いつも通りの朝のクラスの風景。
だが晶斗だけは、この後にやって来る地獄を知っている。
クラス全員が異世界に転移するのだ。
そして晶斗は死ぬ度に、スタートとなる朝の教室にループしてしまう。

ループする度に強くなる晶斗。
それに対しクラスメートは異世界の記憶は持っていない。
そのため危機に陥った彼らは、普段とはまったく違った顔を見せる。
パニックに陥る者、普段の威勢良さとかけ離れて脅えるだけの者、
友達が一番大事と言っていたのに見捨てて逃げ出す者、
それどころか他人を盾にさえしようする者もいる。

晶斗はこのループを抜け出す条件を探している。
そして特定のクラスメートの生存が条件の一つである事も掴んだ。
だがループしても起きるイベントは同じで…続きを読む