「性」って何だろうね

第5話

女性の方でピルを服用されていらっしゃる方もいるのではないだろうか？

ピルとは簡単に言えば女性が使う避妊薬として認知されていると思うが、それだけではない。

生理痛を軽減させるために処方してもらっている方々、病気によって処方してもらっている方々もいらっしゃると思う。

しかし世間一般ではピルは避妊薬として認知されている。

なのでピルを服用していれば避妊しなくても良いと誤認にている方々、特に男性が多い。

それは大間違いだ。ピルもコンドームと同じで100%避妊できる訳ではない。そもそもこの世に完璧な避妊などない。絶対が無いのと同じだ。

ピルを服用していればコンドームはしなくてもいいと思っている方々は多い。しかしそうなると性病に感染するリスクが多くなるのだ。性病に感染すると男女両方に被害が及ぶ。

そんな訳でピルを服用していてもコンドームと併用しなくてはならない。

ピルに関する間違った情報はかなり多い。女性でもピルに関する誤認が多い。ましてピルに関する偏見も男女関係なく存在するのが現実だ。

「ピルを服用している」と言うと避妊の為と思われてしまう。しかし実際には生理痛が重いから服用している女性の方々だって多いのだ。その事実をぜひ知ってもらいたい。

そもそもピルを服用していたら生理が無くなる訳では無いのだ。確かに経血の量は少なくなるが生理自体が来なくなる訳ではない。排卵が無くなるだけだ。

ピルは婦人科で医師から診察を受け、処方してもらわなければならない。コンドームのように気軽にコンビニ等で気軽に買える訳ではない。それに保険が効くと言ってもそこそこお金がかかる。

毎日決まった時間に飲まなければならない正直結構面倒なのだ。

そんな手がかかるピルだがかなり生理痛で悩んでいる女性にとったは助かる薬だ。

ピルについてぜひとも学校で性教育の一つとして教えてあげて欲しい。若ければ若いほど産婦人科には行きづらいだろうから…。

生理痛の悩みも同性同士でもし難い事がある。生理痛の重さは個人差が大きいからだ。

男性の方々にもぜひ正しくピルについて知って欲しいと切に願う。気軽に考えないで欲しい。