神様の勘違いで神眼「ウジャトの目」を授かった転生少女は、神獣と共に異世界で魔を撃ち貫く

リリアージュ・オルデン（リリ）は冒険者の父、料理屋を営む母、生まれたばかりの弟と平凡に、だが幸せに暮らしていた。
ただ一つ普通と違ったのは、リリには人の顔周りに「靄」が見えること。その靄は感情によって色が異なる為、リリは大まかに人の感情を読み取ることが出来た。

リリが八歳のある日、町に凶悪犯が紛れ込む。この世界の人々が恐れる「瘴魔」を何らかの方法で使役し、人を襲うと言うのだ。
凶悪犯から狙われたリリは、偶然「瘴魔」の弱点を見付ける。幼い頃から磨いてきた無属性の魔力弾「ブレット」でそこを撃ち抜くと、瘴魔を倒せることに気付く。

無事に凶悪犯と瘴魔を倒したが、その後現れた「瘴魔鬼」によって大好きな父を亡くす。
そして父と入れ替わるようにリリの前に現れた巨大な狼に「アルゴ」と名付け、共に暮らすよ…続きを読む