概要
三日坊主の四日目
大学生の私は何かを残したいがために日記を書き始めることにするが、ろくに日記も書けない。自分への嫌悪、変えようとしても変わらない自分、私ははどう変わっていくのか。
おすすめレビュー
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- ★★★ Excellent!!!とある大学生の焦燥と葛藤。現実がまざまざと描かれる
「自分には何もない」、「いやそんなはずはない」と若者ゆえの葛藤のようなものに悩まされる主人公(もしくは筆者?)の思考が読み取れる一作。
内容は少々内向き。しかし、人間らしさ(特に滑稽さや浅ましさ)が忠実に記録された日記には、この時代における若者たちの代弁のような言葉が羅列されている。それはきっと、生きていれば必ずどこかでぶつかる疑問の数々。「自分って一体、なんだろう?」そんなことを改めて考えさせられました。
学生、社会人、他のどんな立場においても、同じような悩みを抱えている人が、必ずどこかにいるはず……。誰の胸にも迫る作品だと思います。