とても繊細な心情表現に惹き込まれる、ひとりの少女の成長を描く冒険譚!

 「勇気」を出すって、とても怖くて、全然簡単なことじゃない。

 そんな「勇気」というたった二文字に込められた多くの葛藤を、とても丁寧な心情描写で大切に描かれているところは本作の魅力の一つです。

 中でも、序盤の物語で触れられる主人公の少女りむの幼い日の後悔や、今まさに迫りくる恐怖に対面するシーンなど、気持ちの揺れ動きが繊細に表現されており、読んでいるうちに、とても惹き込まれました。

 そして、小さな勇気を胸に、一歩踏む出すことで、りむの成長を描いた冒険譚は始まっていきます。

 冒険の最中に訪れる街並みの美しい情景描写や、りむを助けてくれる多くの個性的で魅力的な仲間たちとの出会いといった、本作の魅力はまだまだ語り尽くせないほど、たくさんありますが……ここから先はぜひご一読いただき、直に物語に触れて、その魅力を感じ取っていただけたらなと思います。


 ちなみに私は、31話以降のアンナさん激推しです。
 同じ人いるかな……?

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