「勇気」を出すって、とても怖くて、全然簡単なことじゃない。
そんな「勇気」というたった二文字に込められた多くの葛藤を、とても丁寧な心情描写で大切に描かれているところは本作の魅力の一つです。
中でも、序盤の物語で触れられる主人公の少女りむの幼い日の後悔や、今まさに迫りくる恐怖に対面するシーンなど、気持ちの揺れ動きが繊細に表現されており、読んでいるうちに、とても惹き込まれました。
そして、小さな勇気を胸に、一歩踏む出すことで、りむの成長を描いた冒険譚は始まっていきます。
冒険の最中に訪れる街並みの美しい情景描写や、りむを助けてくれる多くの個性的で魅力的な仲間たちとの出会いといった、本作の魅力はまだまだ語り尽くせないほど、たくさんありますが……ここから先はぜひご一読いただき、直に物語に触れて、その魅力を感じ取っていただけたらなと思います。
ちなみに私は、31話以降のアンナさん激推しです。
同じ人いるかな……?
大好きなおじいちゃんを追って別世界に迷い込んでしまった少女、リム。
おじいちゃんからもらった青い石のペンダントから声が聞こえてきて、そこから彼女の冒険が始まります。
リムは祖父を見つけることができるのでしょうか。そして、ペンダントには一体どんな秘密があるのでしょうか。
リムの前には様々な試練が立ちはだかりますが、彼女の優しさと勇気、そして出会う人々との交流が、道を切り開いていきます。
傷つきながらも成長し、本当の勇気とは何かを学んでいくリム。
彼女の物語がどんな風に紡がれていくのか、とても楽しみです!
心情の動きや会話場面が丁寧に描写されていて、リムの苦悩と成長が明瞭に伝わってきます。
他のキャラクターとのやり取りでは、読んでいるこちらもハッとさせられるような台詞もあり、リムを見守りながら一緒に成長していきたいと思わせてくれる作品です。