少女の後悔はやがて勇気に変わる

クラスに馴染めない臆病な女の子。息が詰まるような学校から逃げ出して向かったのは、大好きなおじいちゃんの図書館。でもその日はいつまで待ってもおじいちゃんが帰って来ない。少女は絶対に入らないように言われた扉の前に立ち・・・

導入からしてドキドキするのですが、何より素晴らしいのは主人公リムちゃんの心理描写です。学校から逃げてしまった後ろめたさ、子犬を救えなかった記憶、「良い子」でいてしまった後悔・・・いずれも丁寧に表現されていて、それがやがて勇気に変わります。
つい応援したくなる少女の勇気の物語、ぜひご一読ください。

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