王都の白ウサギ、決意を胸に黄金の毒草を追う

王都警備隊に配属された新人秘書キアラちゃんは士官学校を飛び級で卒業した才女。しかし身体能力と戦闘能力は人並み以下、人目を惹く容姿に反して絶望的に脇が甘い『白ウサギちゃん』。

彼女は優れた実務能力と薬学の知識を活かして検死に捜査にと新人離れした活躍を見せるのですが、どうやら自分を客観的に見ることができていない様子。犯罪者ばかりか肉食獣と呼ぶにふさわしい小隊長達から時にからかわれ、時に本気で迫られては辛くも逃げ回る日々。

筋肉の鎧をまとった良心ラドワ、顔だけは良い性格破綻者リュジニャン等々、一癖二癖どころか癖しかない男ども。中でも「猛獣使い」と称される隊長レンナートが一番の猛獣だったり……。
しかしこれが個性豊かな男どもが紅一点キアラちゃんを巡る逆ハーレムファンタジー、ではなく緊張感のある物語に仕上がっているのが面白い。

父の死の真相、王都に潜む暗殺者、黄金の毒草フレイヴィアを巡って繰り広げられるミステリー。

推しキャラを求める方にも、緊張感のあるミステリーを欲する方にもお勧めできる秀作、ぜひご一読ください。

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