飄々とした文体で綴られる、ちょっと怖いノンフィクション

 作者さんが小学生の頃のとある不思議な出来事を書き綴ったノンフィクションです。
 夜中に机の電気が点いていた、隣の部屋から机の引き出しを開け閉めする音が聞こえた、等々……。

 淡々と語られる話は、フィクションを読むのとは違う怖さを感じました。文体は飄々とした軽快で読みやすいので、普段ノンフィクションを読まない方にもお薦めです。

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