透明感のある世界で、切なさに涙する名著です。

読ませて頂いてまず感じたのは、誰にでも起こりる身の回りにある現実を、ここまで綺麗に、透き通った世界観で表現できるのか、ということでした。

まるでエッセイを読んでいるような読みやすさ、それでいてしっかりとした日常の世界観、すぐに気持ちが惹きこまれました。


思春期の純粋な少年と少女がお互いを思いやる姿、それを見守る大人の目線、抗えない運命に切なくて悲しくもあるけれど、でも読後に爽やかさが残り、前を向くことができるような作品。

引き続き、読み進めさせて頂きたいと思います。

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