このレビューは小説のネタバレを含みます。全文を読む(483文字)
人はなぜファンタジーを読むのか…その答えの一つに、現実から解き放たれ、異世界に遊びたいという願望があるからということがあると思います。本作は短編でありながら、幻想的で神秘的な表現でそんな旅心を満たしてくれます。かといって浮世離れしたすることもなく、ストーリーはしっかりとサイエンスな世界観で構築されています。短時間で壮大なファンタジーに浸りたい方には超お勧めです!
作者さん独自の世界観が構築されていて、とても神秘的な雰囲気の作品です。広大な宇宙や神秘な力を想起させる設定や描写がとても細かく書かれていて、読み応えがありました。
星霊と繋がり、その声を聞くことができるそんな不思議な一族に生まれた少年あるとき家族と共に儀式に参加した少年は不安を感じる冷たいメッセージを受け取ってしまうあたたかい家族の絆を感じながら運命に決意を誓う少年の心銀河の奥に神秘を感じる幻想的な情景星々が心に溶けて、瞳に輝くような世界観果てしない壮大な物語の幕開けを感じてください!
しっかりと作り込まれた世界観が幻想的かつ神秘的でとても引き込まれます。独自の用語が多く登場しますが、エピソードの最後に注釈があってしっかり説明されているので理解しやすいです。宇宙、自然とのつながりを感じつつ、ふわふわとした浮遊感に酔いしれる感覚で読み進められる物語。ぜひご堪能ください!
物質世界と精神世界、未来都市……設定の時点で科学と幻想の融合がしっかりと計られています星霊《ネビュラ》と星坐《ネビュラル》の儀式こういった要素だけでも幻想的かつ、宇宙の神秘性を感じさせてくれてワクワクしちゃうんですが個人的に忠犬シエルちゃんが超絶賢く、めっちゃ頑張って可愛いすぎます皆様是非とも読んでキュンキュンしましょう
独創的な宇宙観や世界観、そして緻密な設定を通じて、作品の本質的なテーマや意義を直接的な表現を避けながら、巧みに描き出している点が印象的な作品です。全体的に簡潔かつ整然とした文体でありながら、作品特有の不可思議な気配や残響が持続的に漂っているのが特徴的です。全体の構成や描写、説明も適度なバランスが保たれていると判断しています。読者の皆様にお勧めできる作品だと思います。
宙太くん頑張れ!続き楽しみにしています(^-^)
壮大な世界観と緻密な描写が魅力の物語。宇宙を描く美しい描写は圧巻!星々の煌めきと宇宙の呼吸が感じられるようでした。星霊との繋がりや家族の絆を軸に、神秘的な物語が展開されます。個々のキャラクターが抱える葛藤や成長が丁寧に描かれて、どんどん物語に魅了されました。壮大なSFと純文学が好きな人にお勧めです!
詩的で幻想的な世界観を、流麗な文体で綴るSF小説で、読んでいて自分自身も溶けていくような心地良い陶酔感がありますね。また続きも読ませて頂きます♪
とある未来都市に住む主人公を中心に、神秘的で壮大な世界が、綺麗な文章で紡がれます。時の散文のように、時に文学作品のような重みのある言葉で。物語の世界観を盛り上げます。物質世界と精神世界を繋ぐ種族、その特殊性ゆえに孤独や不安を感じる主人公。SFのようでありファンタジーのようであり、まさに総合エンタメの極致だと思います。不思議な儀式を通じて何が起こるのか、主人公の家族はどうなっていくのか。やがてくる大きな変化とはなんなのか。全てがつなっがた時、きっと心になにかが残る物語だと思います。
言葉選びや表現がとても綺麗で読み心地もよく、美しい世界観に浸れます。また「これからどうなるの…!」というハラハラ展開の入れ方も上手くてどんどん先を読みたくなる作品です。
未来都市を舞台とした、神秘的な物語。星霊(ネビュラ)との交信を行うことのできる少年、宙太。彼は星霊と深く繋がりを持つ星坐(ネビュラル)の血を引く一族に生を受け、その将来を嘱望されていた。ある夜、儀式のため訪れた森の中で宙太の心に届いたメッセージ。宙太の感じた不安は杞憂か、それとも――幻想的な雰囲気の中で静かに進行するストーリーはスピリチュアルな存在を感じさせ、夜空に手を伸ばしたら自分も宇宙と交信できるのではないか――そんな気がしました。
感性豊かな言葉で紡がれた美しい物語。科学と空想が、奥深い精神世界を紡ぎだす。星霊を視覚化し、交信する力を持つ少年宙太。その姉星恋の失踪から物語は始まり思いもよらない展開をみせる。物語は端緒を得たばかりであり、今後の進行が期待される。美麗な情景に耽溺したい読者は、是非ともご覧あれ。
第6話まで読ませていただいています。お話としてはまだ導入かと思いますが、散りばめられた世界設定の描写から、壮大な世界と物語の始まりに期待が膨らみます。また、主人公の心情や感性の表現がとても美しいです。キーワードに「スピリチュアル」と書かれているのがとても納得できる作品です。物語に起きる大きな事件によって主人公がどうなるか、楽しみです!
SFでありながら神秘的な印象を受ける独特な作品です。フィクションでありながら、確かな息吹が伝わってきて読者を世界に引き込みます。現在5話まで読ませていただいて、物語はまだまだ先が見えない状況ですが、特殊な血を引く主人公とその家族が、この世界の中で何を見て何を感じることになるのか、今から興味が尽きません。特殊な用語も出てきますが、親切に(注釈)で解説が書かれていますので戸惑うこともなく、SF初心者にもお勧めです。
詩的な表現と繊細かつ重厚な文章力のある作者様で、プロローグから読者をつかんでぐっと引き込まれる文章はこの作品の冒頭でもいかんなく発揮されています。 じっくり読み込む、読み応えのあるタイプの作品をお探しの方におすすめできる、確かな魅力のある作品です。
このレビューは小説のネタバレを含みます。全文を読む(254文字)
このレビューは小説のネタバレを含みます。全文を読む(137文字)
星の精霊の血族のものがたり。ぼくらの文明の白い闇によって、キラキラとした夜空の星のガスを眺めることができる土地はどんどん減っている。それが良いことか悪いことかはさておき文明とはそういうありようもある。そういう文明とは少し遠い物語。物語は無音ではないが、静かにすすむ。大変いいと思います。