エピローグ
「巫女のお仕事ご苦労様~」
「はい。2日間でしたがとても貴重な体験をさせていただきました」
「そう言ってもらえると嬉しいわ。それと、すべて解決したから!」
「ほ、本当ですか! なんてお礼を言ったらよいか……」
「いいのよ。困っている人を助けるのがわたしの仕事だから。でも忘れないで。今回やった丑の刻参りは簡易版。教えはしないけれど、本来の手順でやると必ずお互いが死ぬ結末になるから」
「は、はい。
「よし! それじゃ今からあなたがわら人形に打ち付けた釘を抜きにいきましょうか」
本殿裏にある夫婦杉の左側、上下逆に並べられたわら人形の釘を、保科茜として2日間巫女を務めた本物の黒瀬リンが今まさに抜こうとしていた。
⭐︎
次回『触らぬ神に祟りなし』公開中
ふたつのわら人形 三夜間円 @tukisiroro
★で称える
この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。
カクヨムを、もっと楽しもう
カクヨムにユーザー登録すると、この小説を他の読者へ★やレビューでおすすめできます。気になる小説や作者の更新チェックに便利なフォロー機能もお試しください。
新規ユーザー登録(無料)簡単に登録できます
この小説のタグ
参加中のコンテスト・自主企画
関連小説
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます