主人公の黒瀬リンは、清白エリカとその取り巻きからいじめに遭っている。その彼女がある夜、神社でふたつのわら人形を打ち付けるが――何を書いてもネタバレになりそうでコメントが難しいのですが、騙されたと思って読んでください。あなたもきっと騙されますから。トリックのひとつは気付けたのですが、もうひとつは気付けず、気持ちよく裏切られて驚きました。両方気付ける人はいるのでしょうか。考察や推理に自信のある方、ぜひ挑んでみてください。
短編ですが、作り込まれた構成で読みごたえ抜群です。復讐劇であるにもかかわらず、妙に爽やかな読後感があるのはこの構成だからこそのものなのだと思います。すっきり騙されたい方にお勧めの作品です。
各話、厳選されたシーンでのみ構成されていて、無駄のない小説を読んでいるようでした。臨場感たっぷりのホラーとミステリーの融合作品です。最後のどんでん返しはまさにやられた〜となりますよ。
多くは語れませんが……。味わされました!ラストですべてが繋がりました!最後まで読んだ人だけが得られる充実感。さあ! そんな感覚を手に入れたかったら、ぜひご一読を!
短編なのに、まるで長編を読んだように感じられる読み応えのあるお話でした。まさかの展開に、最後まで目が離せません!しかも読み終えた後の「そういうことだったのか」とすべてを理解する快感ときたらもう……!余韻に浸りながら、また最初から読み直してしまうくらい面白かったです。是非、読んでみてください!
人を呪わば穴二つという言葉は残酷です。この言葉の通りなら、虐げられる弱者は加害者を恨み呪う事すらできないのです。しかし、いじめられた少女は藁人形を打ち付けます。果たして、物語はどのような結末を迎えるのでしょうか。伏線が散りばめられていて、それが見事に回収されていくのが面白いです。ぜひ、読んでみてください。
1回目に読んだ時と、最後まで読んだ後にもう一度読み直すと語り手への印象が変わる作品です。ラストでは心のモヤモヤが晴れるようなスカッとする展開でした!
このレビューは小説のネタバレを含みます。全文を読む(147文字)
まるで、長編ミステリを一気に読破した後のような余韻と爽快感は、まさに素晴らしいとしか言えないだろう。攻めた内容で読者の心を掴むその技術力には、思わず唸ってしまうほどだった。テンポもちょうど良い塩梅で、変に着飾らない綺麗な文章がまた作品の良さを引き出していた。ぜひ多くの人に閲覧を推奨したい。
呪いの藁人形を使ったお話。読み進めていくと、次々と疑問が解決していきます。そしてラストには、必ず「やられたー」と言ってしまいます。一気読みできる文字数、展開の早さ、読みやすい文体、私の知る限りの最高傑作です!ぜひ読んでみて下さい!!
(微妙にネタバレ)やっぱり、虐めていた人間には報いが来ましたね。ラストで明かされる真実が意外でした。
全く予想できなかった結末にビックリしました!みなさまにオススメです!続編も期待通りの面白さです(^ ^)
先が気になって読み続けて、あれよあれよという間にエピローグ。最後は「成程。そういうことね!」とスッキリ爽快でした。面白いですよ。是非読んでみてください。
とても読みやすく、でも骨太な物語だと思います。何度読み返しても面白いです!
このレビューは小説のネタバレを含みます。全文を読む(24文字)
藁人形を木に打ち付けることによって起こる不思議な事。読んでいくと、えっ!?まじか!なるほど〜の連続で予測不可能な結末に驚きました!是非読んでみてください!
ホラーなのに,語り口は軽妙で、読みやすくて長さを感じない。ホラーなのに、読むのがつらいはずだけど、次が読みたくなる。
独特の世界感で最初からひきこまれました。あっと驚く仕掛けから結末までの流れが最高です!