まず何より、読み手に真っ直ぐ伝わってくる、心情描写の巧みさ。
今際の際に見るのは、「そこにいたい」と願って止まない場所、家族たちを臨む光景。
『境界線』にいる主人公から溢れ出したのは、きっと誰にも言えなかった、真実の願い。
それは、あるいは『胡蝶之夢』のようでもあり……けれど、そこで願いを叫んだからこそ、このラストへ至ったのだと、信じています。
いえ本当に……何度も書いて申し訳ないですが、誠に心情描写が上手くて、主人公の感情が入り込んでくるからこそ、強く共感できるのだと思います。
このラストシーンに、きっと誰もが満足できるはず……!
一話完結の短編で読みやすいので、是非とも皆様にもオススメしたいです!
いやもしかしたら努力の末の結果かもなので秀才かもしれない
まーそういうお兄ちゃんageすら野暮ですな^p^
生と死を主体とした作品って難しいですが、それをこの完成度で書き上げるのがもうお兄ちゃんなんですが^p^
本当なんでこうも、人の心理状態を描写するのが上手いんでしょうかねー あざとい!もうっ、あざといんだからっ♪
本職はカウンセラーかなんかで、万単位の人の人生を診断してきたのかしらしら
いや何度も書いてますが本当脳みそ開いて見てみたいw
本当どうやったらお兄ちゃんみたいになれるんかなー
いや同じ立ち位置を目指さなくてもいいのですが、一度同じ目線で立ってる位置からの景色を見てみたいですなあ
……ヌーディストビートを見ているのかもしれぬ^p^
以前にもこの作者さまのお話にレビューさせていただいたことがあり。
たぶんそのときにも、似たことを書いたように思います。
それでも、触れざるを得ません。
作者さまの本質、わたしはそれを、いのちに対する真摯さ、だと思うのです。
異性に対する少しのいたずら心を含んだ描き方も、真剣に愛を語る場面においても、世界を揺るがすような迫力ある戦闘シーンを描いていても。
すべて、根底にあるのは、いのち。
いのちから逃げない、いのちの課題から目を逸らさない。
それが、この作者さまの本質だと、わたしはずっと、思っています。
だから、好きなのです。
本作はまさに、その本質の、中央。
ここまで読んでいただきながら、ではありますが。
わたしのレビューなど読んでいる場合では、ない。
さあ。
あなたの拍動を、いま、この物語に映して。