逃げない。いのちから。


以前にもこの作者さまのお話にレビューさせていただいたことがあり。
たぶんそのときにも、似たことを書いたように思います。
それでも、触れざるを得ません。

作者さまの本質、わたしはそれを、いのちに対する真摯さ、だと思うのです。

異性に対する少しのいたずら心を含んだ描き方も、真剣に愛を語る場面においても、世界を揺るがすような迫力ある戦闘シーンを描いていても。

すべて、根底にあるのは、いのち。
いのちから逃げない、いのちの課題から目を逸らさない。
それが、この作者さまの本質だと、わたしはずっと、思っています。

だから、好きなのです。

本作はまさに、その本質の、中央。

ここまで読んでいただきながら、ではありますが。
わたしのレビューなど読んでいる場合では、ない。

さあ。
あなたの拍動を、いま、この物語に映して。

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