概要
じゃじゃ馬令嬢と陰気な魔道具師が世界の果てを目指すまで
孤独で貧しい少年オリオンは、魔術師の師匠から教えられた技術で、本来資格がないとできない魔道具屋を無免許で開いていた。そこへ、町一番の名家の令嬢であるディアナが訪ねて来る。面倒ごとに巻き込まれるのは御免と彼女の依頼を断った後に、彼は何者かの密告で逮捕される。魔法学校へ行くため貯めていた資金を賄賂として払うことで釈放された彼は、ディアナに陥れられたと思い込み、自暴自棄になって彼女の家に突撃する。そこであえなく捕えられるが、魔術の心得があることを見込まれ、使用人として働くことに。師匠仕込みの料理を振るったり、武芸が伸び悩む彼女に付与術をかけたりするうちに意気投合した二人は、夜な夜な街へ繰り出して秘密の冒険を楽しむようになる。それは、オリオンのかけた付与術で身体能力を上げたディアナが、夜の街にはびこ
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