道なき道を行く芸術

音楽と絵画、それぞれで理想の作品作りを目指す男女を描いたヒューマンドラマ作品です。

正解が無いからこそ理想を目指し、際限が無いからこそ終わりなき完成を求めてしまう。

そんな芸術家達の苦悩を存分に描いた作品であり、細かい思考の移り変わりなども丁寧に描写していることで、この物語そのものにも目指すべき理想があるのだと感じられます。

細かい所ですが、専門用語の解説などを入れてくれていることも読みやすさに繋がり、するすると読み進めることが出来ました。

理想の芸術を求める二人の物語。ぜひ読んでみませんか?

その他のおすすめレビュー

村本 凪さんの他のおすすめレビュー186