社畜剣聖による異世界道中記　～無敵の剣術を習得してるけどスローライフしながら冒険します～

戦国時代に端を発する古流剣術、破軍一刀流の継承者、吉田健人は剣の道を究めた――が、現代社会においては大して役に立たず、社会の歯車としてしがない社畜をしていた。
世が世ならば剣術の達人として勇名を馳せているはずの健人、生まれる時代を間違ったというしかなかったが、神は彼を見捨てなかった。
会社帰りの終電を降りると、なんと異世界に転移してしまったのだ。
これで思う存分、魔物が斬れる？　「いいえ、まったりと旅します。ま、たまに魔物も斬るけど」
社畜とはお別れ？　自由に生きる？「はい、でも基本まったりです。エルフの王女様の従者をしますが」
剣聖と呼ばれるほどの技量を持った男の世直し道中記、ここに始まる。