少年よ……ドン底から這い上がれ――

これは、才ある者の物語ではない。
己が諦めを打ち砕いてゆく者の物語である。

奈落に落ち、一度は全てを諦めた少年。
その幼い諦念を根本を打ち砕いたのは、偉大なる"角"と"爪"への憧憬だった。
やがて地のドン底にて"希望の灯火"と出会った彼は、文字通りの死闘を越えて、何時かの日にへと見た淡い夢の為、そして、ドン底で誓った哀悼の為に、物理的に這い上がっていく――。



と、そんな感じで絶望的な状況に陥った『ぼく』が、試行錯誤を繰り返しながら這い上がってゆくサバイバルあり、剣と魔法ありの、ファンタジー作品です。
主人公の『ぼく』の心理描写が多く、諦めの悪い『ぼく』の人柄の良さが、丁寧に書かれていますが……何よりも、その『ぼく』の口から出てくる言葉が、メチャメチャ真っ直ぐで心が打たれます!
個人的にですが、この主人公の真っ直ぐさが、この一番いいところだと思ってます!

まだまだ物語序盤で新規の方が入りやすい段階だと思いますので、是非ともご覧になってみてください!

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