冒頭、先生から実力テストの通告。教科はダンジョン攻略。
そうこの世界はダンジョン攻略が義務教育だったのです。
主人公の時杉蛍介さんは高校生になってもスキルがなく、ついたあだ名は「スキルなし男」という言葉。クラスでも悪い意味で浮いている、および注目されている存在です。
さてGW明けの試験に打ちひしがれていた彼に転機が訪れます。
なんと、美少女と出会います!!
スキルなしでも気にしない美少女とパーティを組んで、ダンジョンに潜ることになります。
そこで時杉さんは自身のスキルの片鱗を目の当たりにするのです。
文章は軽くて読みやすく、会話のテンポが良いです。
戦闘の雰囲気も伝わってきますし、戦闘に慣れていない様子もしっかり表現されています。
打倒DQNグループ!
時杉さんの人生快進撃は始まったばかりです!
※第5話まで読了してのレビューです。
「ダンジョン」や「スキル」というものが現実社会にあり、それが時の流れとともに発展していったらどうなるのか?
この作品には、その問いについての鮮やかな答えがあります。舞台設定が大変巧みに作られているのです。
私がわくわくしたのは「ダンジョン」についての描写・説明です。素晴らしく考え抜かれているなあと感じるもので、これからの展開における「世界の広がり」というものを予感させ、わくわくが一層高まりました。
まだ5話という短い話数ながら、がっつりと説得力のある世界観を構築されており、お見事の一言に尽きます。
文章はコミカルながら、引き締めるところはちゃんと引き締める、メリハリのある、読んでいてとても楽しい文体です。
勿論、主人公がどう成長していくのか、というストーリー展開も気になるところ。
わくわくする要素がぎっしり、です。拙いレビューですが、皆様も是非、読んでみてください!
世はダンジョン攻略が当たり前になった時代。
義務教育の一環として社会の根幹に根差し始める程に浸透してしまったダンジョンには、『スキル』と呼ばれるものが必須であると、多くの者が言っている——。
そんな社会において、スキルの無い主人公はどうなってしまうのか?
——これは、謎の少女デルタ(偽名?)との出会いから始まった、ダンジョン攻略ボーイミーツガールである。
ダンジョン攻略が当たり前となった現代が舞台で行われるファンタジー×青春ドラマな作品です。まだ話数が少なく、文章もスラスラ読めるので興味を持ったそこのあなた!
読むのなら今がチャンスです!