揺れ動く主人公の気持ちが繊細に書かれたお話です!

主人公は教会で暮らしている修道女、フィアル。
友人であるリミーナと共に修道女として日々を過ごしていたフィアルは、ある日突然、紅き乙女である自身の宿命を思い出してしまう。
世界を繰り返す為に、百年に一度世界を灼き、終わらせなければいけない。
その宿命を受け入れながらも、フィアルは思い悩んでしまいます。

自分の宿命を自覚しながらも、世界や好きな人との触れ合いによって揺れ動く主人公の気持ちがとても繊細に書かれていて、一体この先彼女はどうなってしまうのだろう、とドキドキして読み進めてました。
世界の情景やそこで暮らす人々とのやりとりも丁寧に書かれているので、こんな素敵な世界や人々を消してしまうのは辛いだろうな、と主人公の気持ちを思わず考えてしまいます。
そんな彼女がどう運命を変えていこうとするのか。
ぜひ読んで見て欲しい素敵なお話です!

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