Track6 一緒に寝て欲しいバブ……だって赤ちゃんだから
//SE ベッドが軋んで、二人がベッドに転がる音
//距離近く囁く
「エリカのベッド……大きいでしょ……? クイーンサイズなんだ。パパと一緒に寝ても、へ~きだね。いつもはね、クマさんのぬいぐるみさんと寝てるんだよ」
「ねえ、パパ、もっとエリカにくっついて」
「パパの体温、感じてた方が……安心……する」
//SE 布がすれる音、抱きしめ合う音。
//距離、更に近く密着
「えへへ……あったか~い……」
「ん……ん……えへへ……ふふ……」
「エリカのベッド、エリカの匂い……する……?」
「ふふっ……す~は~、エリカも、パパの匂いでいっぱいだよ」
//眠そうにあくび
「ふわぁ……。んっ……。ふふっ、えへへっ……」
//SE 布がすれる音
「ねえ、パパ。パパの心音、聞いて良い? エリカの頭、パパの胸にくっつけるね……」
「ん……ドキドキしてる~……」
「ふふ……おちつく……」
「……この時間が……ず~っと続けばいいのになぁ……」
数秒沈黙
//眠そうにあくび
「ふぁあ……んっ……」
//SE 布がすれる音
「ねえ……もしね……。もし、エリカがパン屋さんしたい~ってワガママ言ったら、パパはどうする?」
「……うん」
「山奥のね、だれもエリカのことしらないところで。パパとパン屋さんがしたいな。難しいこと、考えないで、二人でパンだけ焼くの。気まぐれにね、パンダさんのパンとかを焼いたりして」
「ん……えへへ。待って……」
「……ごめん。答えないで。忘れて。うん。社長命令」
「こうしてパパと居ればね、エリカ、無敵だから。パパの為に、がんばる。だから、パパ、これからもエリカの事、よしよししてね」
「えへへ……、ん……えへへ……」
//SE 布がすれる音
「どうしてもね、無理になったら、言うね。そしたら、パン屋さん、しよ」
「やくそく……だよ」
「ゆびきりげんまん。嘘ついたら北端シベリア支店に飛~ばす。ゆびきったっ」
「えへへっ……ふふっ……」
「パパ……おなかナデナデして……」
「ん……ん……。ふふっ……」
「ん……ふふ……んっ……」
「ぽんぽんして……ん……ふふっ……」
「うん……落ち着く……」
//SE 布のすれる音
「くっついて、いい? ……ふふっ……ん……」
「ふふっ……」
「す~……パパの匂い……」
「は~……んふふっ……」
//数秒の沈黙
//安らかな寝息
「す~、す~~」
//以下、2分程寝息ループ
//寝言、不鮮明に呂律が回らない感じで
「ん……かえる~、にがすなァ~、蛇を放て~、ふひっ、ねだやしっ……にゃむ……」
//安らかな寝息
「す~、す~~」
//以下、1分程寝息ループ
//寝言、不鮮明に呂律が回らない感じで
「ぱぱ……、だいすき……」
//安らかな寝息
「す~、す~~」
//以下、5分程寝息ループ
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敏腕女社長は、貴方にオギャってバブりたい 橋立きょも @hasitate_kyomo
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