あまり百合ものは読んだことがないのですが、好きな作家様の作品と聞いて早速読んでみました。一方的な嫌いの感情が王子様の無自覚な優しさによって溶け、最終的に意識するまでの存在になる過程が短いながらも丁寧に描かれていて、とても楽しめた一本です。
親友ってこういうふうに育まれていくんだなあ、と読みながらニヤつけること間違いなしの百合百合しい青春ドラマ!当初「嫌な感じ」だったヒロインが、いつの間にか「好き」になりました。
憧れや不安の裏側まで覗いて見たら、大好きがてんこ盛りになっちゃたじゃない。繋いだ手は絶対離さないのだからね。
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