破滅の堕天使

　天使ルカは人間がいつまで経っても争いが絶えない現状に嫌気が差していた。
　女神に直訴するが、改善策は得られず、憤慨したルカは書物庫に封じられた『破滅の書』を手にする。そこへ女神が現れ、返すように命じるが聞かなかった。
　女神は仕方なく審判の杖を取り出して、彼を天界から追放させた。
　天使ではなく人間になったルカは、海に落ちて船員に拾われるも、襲われそうになる。
　が、船長のバロアナが来た事により、魔王様に献上する事が決まり魔王城へと向かうが……。