概要
雨の日に、二人の思いはゆっくりと溶け合って
二十歳の大学生安積まなかは、同じ寮に住む三年生の先輩八郷しずりにほのかな憧れを抱いていた。ある日、雨に降られたまなかは偶然通りがかったしずりに傘を差しかけられる。二人で帰路を進むうちにしずりから雨宿りを持ちかけられてバルに入る。
昼間から飲むお酒の背徳感を楽しみながら、まなかがしずりに抱いていた憧れからの好意を素直に言葉にすると、しずりは意外にも初々しい反応を見せてきてちょっとした悪戯心を刺激される。でも、言葉を重ねていくうちにまなかは自分が抱いていた憧れがほのかな恋心であることに気づいていって、しずりも同じような気持ちを抱いていることを察する。そうして、まなかは自分の中に兆した思いを言葉にせず、いまはゆっくり楽しんでいこうと思う。
カクヨム公式自主企画「百合小説」参加作品
昼間から飲むお酒の背徳感を楽しみながら、まなかがしずりに抱いていた憧れからの好意を素直に言葉にすると、しずりは意外にも初々しい反応を見せてきてちょっとした悪戯心を刺激される。でも、言葉を重ねていくうちにまなかは自分が抱いていた憧れがほのかな恋心であることに気づいていって、しずりも同じような気持ちを抱いていることを察する。そうして、まなかは自分の中に兆した思いを言葉にせず、いまはゆっくり楽しんでいこうと思う。
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