あとがき

あとがき *「TとDの事件簿」本編のネタバレを含めます*

 こんにちは、リオンと申します。この度は「TとDの事件簿」をお読みいただき、ありがとうございました。完結まで進められたのも、皆様のおかげです。いただいたコメント、拝読させていただきました(返信少々お待ちください……! R6.9.13現在)。とても嬉しいです、ありがとうございます!


 さて、ここからはネタバレを含めた本編の話をしたいと思います。


【タイトルについて】

 現在進行形で、本当にタイトルを考えるのが苦手です。これも本編執筆中の仮題でした。

 それぞれ「T=twins(双子)」「D=Dissociative Identity Disorder(解離性同一性障害)」でした。現タイトルを変えようにも、うまいこと思いつかず……。タイトルを考える才能が欲しいです。


【登場人物の名前について】

 お気づきになられている方もいらっしゃると思います。一章、二章とどちらも起こった事象に関連した名前にしていました(一章「ドッペルゲンガー」、二章は「画家」)。


 主要メンバーも名前は統一しています。

 冬夏 春人=春(秋がないので、アキナシ)

 冬夏 秋人=秋(春がないので、ハルナシ)

 日鞠 白夜=夏

 十夜=冬

 四季になっていました。作中は「春~初夏」なので、春人をメインに……と思ったら、十夜も紐づかれました。結果的にダブル主人公になりました。(ちなみにアキナシ、ハルナシのあだ名は十夜が付けました)


【キャラクター同士の関係性について】

 秋人と春人:いわずもがな兄弟です。使う・使われるが根底にある兄弟でした。通り魔事件以降、ちゃんと腹を割って話せているはずです。


 秋人と白夜:表向きはスイッチが入ると暴走する子どもと、その保護者という感じです。偽りの恋人関係になった二人なんですが、あの二人が(たとえそう見せるパフォーマンスだとしても)デートしているところが想像できないですね。


 春人と十夜:喫茶店の店員と、その客。これまでも、これからも。春人が十夜に言う「好き」には愛憎に近しい感情が渦巻いていると考えています、これまでも、これからも。


 白夜と十夜:お互いにお互いのことは認識していません。十夜は白夜のことを護ろうとし、その怒りを体現している人です。白夜は十夜の存在には気づいておらず、暴力事件のことも記憶がないものの「過剰防衛だったのかしら」と納得しています。もちろん、触れられたくはないですが。なおこの暴力事件は、十夜が起こしたものです。


 春人と吉永:吉永が春人のことを恋愛対象として好きでした。最終章冒頭で彼女が春人を刺したのは本当に偶然です。


 吉永と逢瀬:白夜をいじめていた。逢瀬はいじめっ子だった過去を反省していると同時にそれを暴露されるのを恐れていました。三章視聴覚室では、吉永に「ついてこなければ、いじめていたことをバラす」と脅されて怯えながらついてきました。


 成澤と白夜+十夜:親子。ここの二人は業務的な連絡しかしないイメージです。母が会わせたがらないので関係性は希薄です。十夜は、ふらっと成澤の勤務先に出かけて捕まえてタクシー替わりにしています。



ここまでお読みいただき、ありがとうございました。



  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

TとDの事件簿 リオン @kakusennmonn

★で称える

この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。

カクヨムを、もっと楽しもう

この小説のおすすめレビューを見る

この小説のタグ

参加中のコンテスト・自主企画