本格推理小説の雅趣がこれでもかと詰め込まれている

「ああっこれは盲点だ」と何度も呟きながら読んだ!
四章立ての長編推理小説。物語として各章は連続してるけど、事件自体は独立しているので章ごとにきっちり解決する。

そこで主人公流籐洪作の推理が炸裂する!
本当に隙がない、猛烈な理詰め!

作者は自己紹介に「いつまでたっても小説は巧くなりませんが」などと謙遜しているがこれは嘘。
巧みに事件の様相を転がすさまは見事としか言いようがない……!

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