主人公の麒翔は、龍人族の通う名門の学園に通っている。しかし、彼は魔術の適性属性なしと判定され、その成績は最底辺。
一方、タイトルにも登場している公主様は、皇帝の娘で、高貴な身分のうえ、絶世の美女。さらに成績は首席。剣術も魔術も並ぶ者がいないほどの実力者でもあります。
人間とはだいぶ違う、龍人の暮らし、文化と価値観が新鮮。
底辺主人公の圧倒的な剣技に驚かされ、有能なのに不器用な公主様の、主人公への一途な想いにキュンとします。
読み出したら、面白い。止まらない。
主人公・麒翔は剣技でどこまで駆け上がるのか、公主様は龍人の社会では全くおかしくないハーレム作りを達成できるのか。
現在第3章が公開中ですが、またもや魅力的な女性キャラが登場し、目が離せません!
ハーレムは強い男の義務!
強い男に女は惚れる。
そんな戦闘民族な龍人族の学園に入ってしまった人間と龍人のハーフな少年の主人公。
さっそく無能と烙印をおされ、学園でのランクは最下位だ。
だが剣の腕だけは誰にも負けない超一流。
そして成り行きから、龍人の権力者の娘で完璧超人な美少女『公主様』と決闘をして、完勝してしまったせいで、それまでの生活の全てが変わる。
学園トップの公主様にベタ惚れされて、成り上がりルートに入った──だけじゃない。
龍人の文化にのっとり、彼女はこう言い出したのだ。
「安心しろ。妃は厳選して優秀な者を集めてやるからな」→複数人の嫁を用意する宣言。
こうして強制ハーレムルートにまで突入しちゃったのです。
はい。この作品。
成り上がり要素にしても、ハーレム要素にしてもめっちゃ完成度高いです。
才能がありながらも評価されない主人公の不遇さに説得力があるので
それが評価されるきっかけとなる、公主様との決闘がすんごい爽快感あるんですよね。
で、そこをターニングポイントに、ハーレム展開が始まるわけですが、龍人文化というバックグラウンドがあるだけに、これにも説得力がある。
主人公は半分は人間なので、そんな戦闘民族の文化に戸惑いまくるわけで、そのワチャワチャ具合が、良い感じにラブコメしてて、これまた面白い。
成り上がりやハーレム展開が好きな方には、諸手をあげてオススメできますし、
そういうのを食わず嫌いしてた方にも、ちょっと味わってみるだけでもして欲しい作品です。
龍人と人間のハーフ麒翔が織りなす学園ハイファンタジー。
現在第1章10話まで拝見させていただきました。
ここで詳しいお話の内容を語るのも野暮かと思ったので、要点だけ。
昨今流行りの万能主人公や俺何かやっちゃいまいた?的な主人公に辟易している読者様は是非この作品を読んでみては如何でしょうか?
剣の才能には秀でているものの他の事は全て人並み以下、劣等感を持つ主人公、だけれどその日の目を見ない彼の強さに惹かれていくヒロイン達。
緻密な描写と目を閉じれば浮かんでくる戦闘シーン。もちろんテンポも凄くいい。
今後も色々な胸躍るお話を見せていただけると思います。
あとこれは余談ですが、火乃玉様は創作論で数多くの小説執筆者のタメになるお話を書かれています。
私はその創作論から火乃玉様の今作へたどり着いたわけですが、火乃玉様のご自身で調べられた貴重な創作データ等を惜しげもなく晒されるその姿に毎回その作品を読む度、私は手を合わせ拝んでおります。
火乃玉様がどこの方向にいるのか知りませんが。
そんな日々研鑽を忘れない火乃玉様ですが、そんなことは読者の皆様には関係ないこと。ただこれだけは分かってほしい。創作論でお世話になったから読んでるわけじゃない。
面白いから読んでる。
是非是非今後も面白い! 続き気になる! そう思わせる作品を私に読ませてください!
※現在連載中の最終話(一章第10話)までを読んでのレビューになります。
魔術の才能はなかったけど、剣術のみスーパー凄い主人公麒翔くん!
やっぱり性能が尖った主人公っていうのは面白いですね!(^O^)
自分は作者さんの別作品「少女に抱かれて行く異世界の旅 ~モフモフの魔物は甘えん坊!~」から流れてきた者であります(ファンタジーに門外漢な人間に、余すことなく楽しさを教えてくれた作品です!)
少女に抱かれて~がとても楽しかったので、継続して他作品もフォローさせて頂いておりました。
作者さんの地に足の付いた筆致が大好きです。
状況や光景がとてもイメージしやすく、またバトルシーンのテンポの良さは必見です。
奥行きを感じる第一章を読み終えて、これからどんな風に展開していくんだろうとワクワクで一杯です!(^O^)
麒翔くん、君はどんな運命を歩むんだいーーーッ!???
魔術適性なし、と宣告をうけた、人と竜人のハーフ、麒翔。
龍人族の運営する学園において、それは絶望的といえる宣告でした。
けれど彼には、剣の才能がありました。
その才能を磨き、素晴らしい剣術を身につけていきます。
そんな彼を見出したのは、公主さま。
彼女は彼に、優秀な龍人の男なら、上を目指して成り上り、一夫多妻の自分の群れを持つことを要望してくるのですが……
確かな筆致で描かれた、異世界ファンタジー。
人と龍人との価値観の違いによる、意思のぶつかり合い、そして剣技のぶつかり合いが、見事です。
ぶつかりあうことによって理解を深めていく、ふたり。
この先どうなるのか、ドキドキしながら、大注目していきたい作品です。