10話まで読んでの感想になります。
詳細に情景を描きながらも、しつこくない描写でとてもテンポよく読みやすい作品です。
最強種である龍人によって創設された学園。そこに入学してきた主人公である麒翔(きしょう)は、人間と龍人のハーフなのですが、その総合能力は落ちこぼれにも等しい成績。ですが、タイトルにもある通り、唯一の取柄である剣術により、メインヒロイン?である公主様や周りの人物達に自身の存在を示していきます。
その圧倒的なまでの力量は、教師や公主様だけではなく、学園中の女子が追い掛け回して放っておいてはくれません。
登場する人物の名前や衣装は中華風ではありますが、建築物や文化はどことなく洋風といった感じで、独特な世界観を作り上げています。ですので、少し変わった世界観の作品を読みたいなぁって方は、一度読まれてみては如何でしょうか?
ぶっきらぼうで、少し素直になれない麒翔の物語や出生の謎を、私や他の方々と共に、是非一緒に見届けましょう!
ハーレムは強い男の義務!
強い男に女は惚れる。
そんな戦闘民族な龍人族の学園に入ってしまった人間と龍人のハーフな少年の主人公。
さっそく無能と烙印をおされ、学園でのランクは最下位だ。
だが剣の腕だけは誰にも負けない超一流。
そして成り行きから、龍人の権力者の娘で完璧超人な美少女『公主様』と決闘をして、完勝してしまったせいで、それまでの生活の全てが変わる。
学園トップの公主様にベタ惚れされて、成り上がりルートに入った──だけじゃない。
龍人の文化にのっとり、彼女はこう言い出したのだ。
「安心しろ。妃は厳選して優秀な者を集めてやるからな」→複数人の嫁を用意する宣言。
こうして強制ハーレムルートにまで突入しちゃったのです。
はい。この作品。
成り上がり要素にしても、ハーレム要素にしてもめっちゃ完成度高いです。
才能がありながらも評価されない主人公の不遇さに説得力があるので
それが評価されるきっかけとなる、公主様との決闘がすんごい爽快感あるんですよね。
で、そこをターニングポイントに、ハーレム展開が始まるわけですが、龍人文化というバックグラウンドがあるだけに、これにも説得力がある。
主人公は半分は人間なので、そんな戦闘民族の文化に戸惑いまくるわけで、そのワチャワチャ具合が、良い感じにラブコメしてて、これまた面白い。
成り上がりやハーレム展開が好きな方には、諸手をあげてオススメできますし、
そういうのを食わず嫌いしてた方にも、ちょっと味わってみるだけでもして欲しい作品です。
龍人と人間のハーフ麒翔が織りなす学園ハイファンタジー。
現在第1章10話まで拝見させていただきました。
ここで詳しいお話の内容を語るのも野暮かと思ったので、要点だけ。
昨今流行りの万能主人公や俺何かやっちゃいまいた?的な主人公に辟易している読者様は是非この作品を読んでみては如何でしょうか?
剣の才能には秀でているものの他の事は全て人並み以下、劣等感を持つ主人公、だけれどその日の目を見ない彼の強さに惹かれていくヒロイン達。
緻密な描写と目を閉じれば浮かんでくる戦闘シーン。もちろんテンポも凄くいい。
今後も色々な胸躍るお話を見せていただけると思います。
あとこれは余談ですが、火乃玉様は創作論で数多くの小説執筆者のタメになるお話を書かれています。
私はその創作論から火乃玉様の今作へたどり着いたわけですが、火乃玉様のご自身で調べられた貴重な創作データ等を惜しげもなく晒されるその姿に毎回その作品を読む度、私は手を合わせ拝んでおります。
火乃玉様がどこの方向にいるのか知りませんが。
そんな日々研鑽を忘れない火乃玉様ですが、そんなことは読者の皆様には関係ないこと。ただこれだけは分かってほしい。創作論でお世話になったから読んでるわけじゃない。
面白いから読んでる。
是非是非今後も面白い! 続き気になる! そう思わせる作品を私に読ませてください!
※現在連載中の最終話(一章第10話)までを読んでのレビューになります。
魔術の才能はなかったけど、剣術のみスーパー凄い主人公麒翔くん!
やっぱり性能が尖った主人公っていうのは面白いですね!(^O^)
自分は作者さんの別作品「少女に抱かれて行く異世界の旅 ~モフモフの魔物は甘えん坊!~」から流れてきた者であります(ファンタジーに門外漢な人間に、余すことなく楽しさを教えてくれた作品です!)
少女に抱かれて~がとても楽しかったので、継続して他作品もフォローさせて頂いておりました。
作者さんの地に足の付いた筆致が大好きです。
状況や光景がとてもイメージしやすく、またバトルシーンのテンポの良さは必見です。
奥行きを感じる第一章を読み終えて、これからどんな風に展開していくんだろうとワクワクで一杯です!(^O^)
麒翔くん、君はどんな運命を歩むんだいーーーッ!???
魔術適性なし、と宣告をうけた、人と竜人のハーフ、麒翔。
龍人族の運営する学園において、それは絶望的といえる宣告でした。
けれど彼には、剣の才能がありました。
その才能を磨き、素晴らしい剣術を身につけていきます。
そんな彼を見出したのは、公主さま。
彼女は彼に、優秀な龍人の男なら、上を目指して成り上り、一夫多妻の自分の群れを持つことを要望してくるのですが……
確かな筆致で描かれた、異世界ファンタジー。
人と龍人との価値観の違いによる、意思のぶつかり合い、そして剣技のぶつかり合いが、見事です。
ぶつかりあうことによって理解を深めていく、ふたり。
この先どうなるのか、ドキドキしながら、大注目していきたい作品です。
麒翔は人間の父と龍人の母から生まれた、人間と龍人のハーフの主人公。言わずと知れた名門校【中央龍皇学園】その学園内でも誰もが蔑むヒエラルキーの底辺オブ底辺。300人中、300番目という順位にその少年はいた。
最上位の公主様との運命の出会いは、この少年の未来を劇的に変えていく。少年に秘められた真の力を見出しているのか。それが解放される時、見る者すべてが驚愕する、心底から打ち震える力が、そこにはあった。
耽美の如く纏いし背景・人物描写が映えるだけでなく、臨場感が漲る中に確と息衝くほとばしるオーラが印象的な鮮やかな戦闘シーン。その先を、その先をと目で追いたくなるのが焦ったくなるほど、この物語に浴したい潜在意識の底を繋ぎ止める筆力が魅力です。
偶然なのか、必然なのか。運命づけられた糸の伏線がどのように手繰り寄せられ、結末を迎えるのか。
物語はまだ始まったばかり。大注目の学園ファンタジー小説。
これはもう、堪能するしかない。
今回、この作品を見て素直に思ったことは【読書量は裏切らない】
実はカクヨムコンでは読み専となって、たくさんの小説を読んだと聞いていたので、その経験を活かした新作はどうなるかと期待していたら…
期待以上の作品が出来ていました!
元々実力のあった作者様でしたが、今作は更に読みやすい、面白い、期待溢れる作品になっています。
属性なしで主人公を見下す先生達。
そして絶望の淵に立った主人公に転機を与える美少女の存在。
しかもそれだけではない……可愛らしい同級生の存在。
悲運だと思われていた主人公ですが、自らの手で明るい未来を切り開いていきます。
一部は物語に惹き込まれる、流石と言わんばかりの文章力と世界観。
こう、ワクワクさせられる感じですかね。
そして第二部、こちらはバトル好きなハイファンタジーファンにオススメ!
だけどそれだけではない、ちゃんとキャラの特性を活かした読んでて面白い掛け合いもありつつ、白熱したバトル描写も満載!
何これ、まさに美味しいとこどり?
皆様、オススメです!