内気な子爵令嬢の旦那様は過保護が過ぎます
- ★★★ Excellent!!!
内気な子爵令嬢ルエラに突然契約結婚を申し出たのは、ドニ・デーゼナー公爵。
容姿端麗で権力もあり、どんな貴族令嬢もよりどりみどり。初対面での契約結婚の申し出を不可思議に思うも、実は初対面でないと知らされる。
しかも条件も三年と、更にはルエラを幸せにしたいと言い放つ。
そんなチグハグな契約結婚が始まるものの、ドニが秘密を抱えたまま、ルエラを守ろうとする必死さは過保護が過ぎると言えます。
何かから守ろうとするが、その何かも秘密のまま。
不信感ばかりが募る中で、ドニが唯一許したのは本屋さん。
ルエラの好みに寄り添った本屋の趣は、ルエラへの想いも伝わるほど。
少しづつ、二人は話をする中で秘密を打ち明け、ドニが何を恐れているのか。
そして、影から忍び寄る何か。
少しづつ距離が縮まる二人の恋の模様と、ドニの秘密が折り重なって二つに意味での緊張感が楽しめます。
オススメです!