概要
【3章】――俺はそれを、誇りと呼ぼう
主人公の春野律は、Web小説である「光の公女様と運命の恋」の更新を楽しみに生きていた。深夜の残業も、朝の苦痛な満員電車も、上司からの嫌味だって全部推しを思えば頑張れた。
……それなのに。ある日、推しがフラれた！
寝ても覚めても変わることがない現実に頑張る意味を失っていた主人公が、死んだと思って目を開けた先は推しがいる世界で！？
ここで過ごすのも悪くないなんて思ったのも束の間。ヒロインが現れ、自分がヒロインの恋を邪魔をする悪役令嬢のアリア・ウォレスだということを思い出す。
よりによって破滅予定の悪役令嬢だなんて、そんなの無理！
だから誰とも関わることなく、推しを遠くから眺めて、ただ静かに過ごすつもりだったのに。
シスコン兄を初め、ヒロインやその兄、ヒーローたちが何故か放って置いてく
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