……文章でこんなにどえりゃー泣いたんだ、音声化したらヤバいやつです、これ。
戦で傷ついた武士と妖のお話なんですが、皆さん書かれているように、妖さんの語りが癒し。可愛い。
と、読み進めると、別の癒しがやってきます、涙というね。泣くというのは、癒しになるぞー! 心が洗われ、私はストレスも減ったぞー!
寝る前に読むのをオススメします。あ、でも、泣いて何回も読みたくなるから、前言撤回。泣きたい時、仕事に、学校に、疲れた時、読んでください。
ぜひ読んでほしいので、あまり話には触れないでおきます。
本当にみなさん、ぜひ読んで、いや、聴いてください。
大きな戦いに敗れ、尽きるはずの命。
体を動かすことも、話すことすらも出来ない身体を、敵である|妖《あやかし》の屋敷に運ばれてしまいます。
尊い命。尽き果てようとする人間に、敵である妖が注くものとは……。
このお話は、命の尊さを改めて感じさせてもらえる作品です。
話すことも出来ないほど弱った人間に、妖が淡々と語りかける口調でお話が進んでいきます。
まるで読んでいるボクに妖が語りかけてくれているようで、くすぐったい感じがしてムズムズ(もちろん良い意味で、です)します。
この感覚、味わってください、クセになるかもですよ。
全ての謎が解け、読み終えたときは感動して言葉になりませんでした。
是非、ひとりでも多くの方に読んでもらいたい、そんな感動傑作です。自信を持っておすすめします!
にははは
僕はこの言葉を読むたびに、なんとも言えない感情に襲われてしまう。
独特の口調で語られる本作は、僕の心をいきなり魅了した。言葉に力があり、その全てに魂がある、僕にはどうしてもそう思えてならなかった。
深く感情移入してしまう。
理屈を抜きにして語ってしまうレビューをお許し下さい。僕はただこの物語を眺めている読者にはなれず、理路整然と語るレビュワーにもなれないみたいです。
心を揺さぶる、この言葉が随分頼りなく感じる。
僕はこの物語を読んで、どうしょうもない何かを感じ、それを言葉にする術をまだ持たない。そんなレベルの低い男だ。ぎりぎりの近しい言葉でいうならば、寂しさに見捨てられた、そんな感情だ。多分、誰も意味がわからないと思う。
僕を混乱させてしまうモノが確実に存在する物語です。とても小さく、幼い、そんな頼りない純粋な優しさが、余りに切なく、儚い。
そういう儚さが言葉になって、魂を込めて物語を紡いでいるのです。
皆様もお読みになられて見て下さい。宜しくお願い致します。