敵対する妖(あやかし)の語りに、こころ揺り動かされます。

大きな戦いに敗れ、尽きるはずの命。
体を動かすことも、話すことすらも出来ない身体を、敵である|妖《あやかし》の屋敷に運ばれてしまいます。

尊い命。尽き果てようとする人間に、敵である妖が注くものとは……。

このお話は、命の尊さを改めて感じさせてもらえる作品です。
話すことも出来ないほど弱った人間に、妖が淡々と語りかける口調でお話が進んでいきます。
まるで読んでいるボクに妖が語りかけてくれているようで、くすぐったい感じがしてムズムズ(もちろん良い意味で、です)します。
この感覚、味わってください、クセになるかもですよ。

全ての謎が解け、読み終えたときは感動して言葉になりませんでした。

是非、ひとりでも多くの方に読んでもらいたい、そんな感動傑作です。自信を持っておすすめします!

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