語りが優しげで、愛に満ちていて、それが、すすむにつれ、わかって、きづいて、きずつくけれど、いとおしい。壱さまの、真骨頂ではないか、と。
ホラー、恋愛、現代ドラマなどを書いています。 連載中 『おつかれさん、おやすみなさい』 『いつかきっと、わたしたちは。』 『この距離のはかりかた』 『甘い夢…
大きな戦いに敗れ、尽きるはずの命。体を動かすことも、話すことすらも出来ない身体を、敵である|妖《あやかし》の屋敷に運ばれてしまいます。尊い命。尽き果てようとする人間に、敵である妖が注くものとは…続きを読む
このレビューは小説のネタバレを含みます。全文を読む(292文字)
妖と人間の絆。妖さんの1人語りで物語は進んでいきます。戦いに傷ついた人間を助けるのはなぜか?私は妖さんの中に愛を感じ、溢れる優しさを感じました。本当に暖かく、どうしようもなくやり場のな…続きを読む
───これはの、そなたのこころの中にあった、そなた好みの娘のすがたじゃ。にゃははは。絶対的な力を持った妖の少女は、動けない男の顔を覗き込み、笑う。ただよう、昏い妖の雰囲気と、赤い唇の、濃厚…続きを読む
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