畳みかけてくるファンの熱量がとにかく笑えます

不遇な目に遭い、屋敷を追い出された主人公ベルを拾ったのは、彼女が書く小説の大ファンでもある恐怖の皇太子…この設定だけで既に面白いのですが、実際に読んで、何度も声を出して笑いました。
登場人物の殆どがベルのファンという偏った設定から生まれるコメディーは、アニメさながらの展開で、それでいて読みやすく秀逸です。ベルのみが普通の感性というところも、この面白さに一役買っています。
小説を読んで笑いたい方、おかしな登場人物のやり取りが好きな方、必見です。