手袋をはづしてやはき指のはら


悴みて取り上げらるゝ鋏かな


風花や瞼かすかに濡れてをり


みながみな外套が重さうと言ふ


春隣この鈍行の果ては海

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

ひととせ 夏野けい/笹原千波 @ginkgoBiloba

★で称える

この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。

カクヨムを、もっと楽しもう

この小説のおすすめレビューを見る

この小説のタグ