最愛の人を追って少女は後宮へ身を潜める

babibuさんといえば丁寧な筆致で物語を書かれる方なんですけれど、その文体が中華小説に非常にマッチしているように感じられました。
華やかな後宮で繰り広げられる恋愛怪異譚、金細工のかんざしをシャララとなびかせて蠱惑的な女が小さな唇で微笑む。
豪奢な宮中で繰り広げられる女と女の駆け引き。
そんな煌びやかな映像が目裏に浮かぶようでした。
物語に含められた大きな謎、最愛の兄弟子の柳毅はどこへ行ってしまったのか。
主人公万明玉は彼の背を追って後宮へと忍び込みます。
スパダリに愛されながらも最愛の人を追い求める彼女に待っていた結末とは……
とにかくとても読み応えのある作品です。babibuさんの作品っていつも読み終えると満足感でいっぱいなんです( *´艸`)
中華小説ですが読みやすく書かれているので、あんまり読んだことないという方にもおすすめです。

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