ピリ辛ホットライン

辛いものが大好きな少女『ピリカ』が迷い込んだのは、赤色が消えた不思議な世界だった。

この世界で出会う人々と『ペクト』と呼ばれる彼らの特別な存在たち。

赤色の欠けた町で、それでも語られるアカオニの伝承。


特別な能力を持たない少女が、この町にいる誰よりも赤色を食べてきたことは、まだ誰も知らない。


『応募部門』
カドカワ読書タイム短編児童小説コンテスト（児童向けファンタジー小説（異世界転移））


※ここより下はネタバレにご注意ください。


【登場人物】
『ピリカ』
明るく前向きな女の子。辛いものが好きすぎて、ストレスたっぷりのシシトウを食べてみるために家庭菜園を始める。歪んだ愛情を浴びて育ったシシトウを口にしてあまりの衝撃から異世界に迷い込んでしまった。

辛さと痛みに対する耐性が…続きを読む