巧みな構成、透き通る文章———。

たおやかでいて、謎めいていて。
夜を流れる清涼な水のような、すっきりとしていて、
流れの先を追いかけている時間が心地よいです。

一話完結を惜しんでしまう気持ちがしても、
けれどこのかたちがしんと心に収まっていく・・・。

作者様の作品の、魅力が詰まった一作です。