少女の旅物が好きな人には刺さると思います!!

旅物。有名な作品は幾つかあれど、まだまだ数の少ないジャンルかと思われます。
それは、スポットライトが街や国、そこで暮らす人々に強めに当たらないと成り立たないからだろうと思われますが、それを書くには作者さん自身の経験と想像力が必須。
この作品の作者さんも自身の旅の経験が豊富である事から、作中の人々や街はファンタジーと頭では分かっていつつも「もしかしたら本当に、こんな場所があるのかもしれない」と読者が無意識に世界観に入り込んでしまうリアリティがあります。
その手腕、見事なものだと思いました。
「巡礼路を辿る」という少女・サフィが行き着く先がどうなるのか?無事に巡礼を完遂できるのか?
それは最後まで読み切った人間にしか分からないでしょう。
余談ですが、旅物の作品に登場する食べ物って、どうしてあんなに美味しそうに感じるのか……!!

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