僕は第1話を読んだ時、度肝を抜かれた( ;∀;)

児童小説に応募されている物語です。僕は第1話を読んだ時に、度肝を抜かれました。それは何故かと言うと、

「とんでもなく面白い!!!!!」、そう感じました。

物語の冒頭とはとても大切なものです。そこにはそれだけ筆者様の想いが込められた場所でもあり、物語を語る上でとても大切なモノなのです。

かの有名な村上春樹先生でさえ、小説を書く意味を失った時にデビュー作である「風の歌を聞け」の冒頭を読み、そして励まされると何かで読んだ記憶があります。物語の冒頭とはそれ程強く気持ちが入る場所だと僕は思っています。

この物語の冒頭である第1話、その何が僕の度肝を抜いたかと言えば、キャラ同士の掛け合いがあまりに見事だったからです。語弊を恐れずに言うのなら、完璧なコントの脚本、そう言って差し支えがないほど面白かったのです。

この物語はその破壊力のある出だしにより始まり、そして一気に進みます。近況ノートにて筆者様が吐露しておりますが、文字数制限に苦労されたとあります。ものすごく失礼なのですが、その想いが僕には手に取る様に第2話、第3話、第4話、と伝わって来ました。

あれも書きたい、これも書きたい、そんな筆者様の想いが物語から溢れております。それでもキチンと筋道を立て、物語をまとめ、見事で感動的なエンディングに持って行っておられます。ラストはとてもいいです。美しい言葉が、壮大なこの物語のひとつの終幕を、穏やかにそして鮮やかに飾っております。

でも僕が本当に読みたいのは、筆者様が100%のフルパワーを全力で解放させたこの物語の「真の姿」なのです。

だからこそ、お勧め致します。

この原石がキラキラと輝く素晴らしい物語を、愛おしく読まれて下さい。ここにある綺羅星みたいな才能を見逃さない事が大事だと考えます。

皆様、どうぞ宜しくお願い致します。

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