概要
グレイスと一緒だったら、運命の人を見付けられる
同じ日に生まれた少女・結と猫・グレイス。一人と一匹は、双子の姉妹同然に育てられた。外で遊ぶのも、食事も、お風呂も、全て一緒。「世界で一番グレイスが好き!」しかし人間と猫では、生きられる時間が違う。結が中学生になる頃、グレイスは既にお婆ちゃんになっていた。迫りくる別れの時。結は現実逃避して友達の家に入り浸る。
クラスメイトの采女君が言っていた。「三十五年生きた猫は、猫又になる」と。「グレイス、死んじゃ嫌だよ!私を置いていかないで!」ねえ、グレイス。教えて。私にも運命の人がいるのなら。グレイスと一緒だったら、私でも運命の人を見付けられる気がするんだ――
「カドカワ読書タイム短編児童小説コンテスト 児童向け恋愛小説(溺愛)」(以下URL)参加作品です。
クラスメイトの采女君が言っていた。「三十五年生きた猫は、猫又になる」と。「グレイス、死んじゃ嫌だよ!私を置いていかないで!」ねえ、グレイス。教えて。私にも運命の人がいるのなら。グレイスと一緒だったら、私でも運命の人を見付けられる気がするんだ――
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